宇佐市議会 2021-12-10
2021年12月10日 令和3年第7回定例会(第5号) 本文
2021年12月10日:令和3年第7回定例会(第5号) 本文 (171発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード ○ 会 議 の 経 過 (五日目)
開議 午前十時〇〇分
◯副議長(井本裕明君)おはようございます。
議長から欠席の届けがありましたので、地方自治法第百六条第一項の規定により、副議長の私が議長の職務を行います。御協力のほどよろしくお願いいたします。
ただいまの出席議員は十九名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。
令和三年十二月第七回宇佐市議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。
~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~
◯副議長(井本裕明君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。
通告がありますので、順次、発言を許します。
市政一般に対する質問一覧表(令和三年十二月十日)
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┃ 発言者 │ 発言の要旨 │ 答弁を求 ┃
┃ │ │ める者 ┃
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┃十九番 │一、美しかった宇佐の海岸(浜辺)はどこ │市長および ┃
┃中村明美さん│ に行ってしまったのか。再生に向けた取 │担当部課長 ┃
┃ │ り組みはできないのか。 │ ┃
┃ │ (1)まず、市長に問います。宇佐市の浜辺 │ ┃
┃ │ を歩いたことはありますか? 少なく │ ┃
┃ │ とも見に行ったことはありますか。も │ ┃
┃ │ し、歩いたとしたら、その現状をみて │ ┃
┃ │ どう思いましたか。 │ ┃
┃ │ (2)宇佐市の東から西の外れまでの海岸清 │ ┃
┃ │ 掃を長年ボランティアで取組んでいる │ ┃
┃ │ 人の存在を始めて知った。 │ ┃
┃ │ 話を聞いてみると、市の対応は、よ │ ┃
┃ │ うやくその集めたゴミの溜まった袋の │ ┃
┃ │ 回収に時々来てくれるようになった。 │ ┃
┃ │ 清掃事業の取り組みについては、
海岸 │ ┃
┃ │ 線は県の管轄だからと市としては積極 │ ┃
┃ │ 的な取り組みはしないとの事らしい。 │ ┃
┃ │ これは事実なのか。 │ ┃
┃ │ (3)長年にわたる彼の活動について、メデ │ ┃
┃ │ ィアは市報然り、全く取り上げていな │ ┃
┃ │ い。こういった地道な奉仕活動をされ │ ┃
┃ │ ている方が居る事にとても感謝すると │ ┃
┃ │ 同時に市として、市民五万四千人もい │ ┃
┃ │ ればこういう地道な奉仕活動をされて │ ┃
┃ │ いてもなかなか陽の目をみない隠れた │ ┃
┃ │ 人材は他にもいるのではないか。逆に │ ┃
┃ │ 言うとそういう情報が役所に届かない │ ┃
┃ │ 事自体にも問題がある気がする。 │ ┃
┃ │ ピックアップし紹介することによっ │ ┃
┃ │ て多くの人に問題提起の喚起を促して │ ┃
┃ │ はどうか。 │ ┃
┃ │ (4)県北における海岸線の
景観スポット │ ┃
┃ │ (宇佐駅周辺の海岸景観)を検索して │ ┃
┃ │ みたら、なんと宇佐市のスポットは一 │ ┃
┃ │ つもない。他の記事でも中津から東に │ ┃
┃ │ 向けば一気に豊後高田市、次は国東半 │ ┃
┃ │ 島東部に飛んでいる。 │ ┃
┃ │ 宇佐市の海岸整備は、公共事業とし │ ┃
┃ │ て和間海岸等の護岸整備が主であり、 │ ┃
┃ │ 昨今では長洲の石ひび整備事業が一過 │ ┃
┃ │ 性のものとしてあるぐらいではないか │ ┃
┃ │ と認識している。景観整備に対してど │ ┃
┃ │ んな取り組みがなされているのか。 │ ┃
┃ │ 海岸線が綺麗になれば、それだけで │ ┃
┃ │ も大きな観光資源になるのは、隣市を │ ┃
┃ │ 見れば明白である。ロケーションが違 │ ┃
┃ │ うと言っても、海が目の前にあっても │ ┃
┃ │ 行こうとしない・寄り付けないような │ ┃
┃ │ 海では海産物の付加価値が生まれない │ ┃
┃ │ のではないか。 │ ┃
┃ │ (5)「海と日本プロジェクトin大分県」 │ ┃
┃ │ というイベントが中津市で開催された │ ┃
┃ │ みたいだが、宇佐市にはそんな取り組 │ ┃
┃ │ みはあるのか? │ ┃
┃ │ (6)広域リサイクルセンターの建設がよう │ ┃
┃ │ やく動き出したが、完成後には現在の │ ┃
┃ │ 焼却センターの跡地並びに周辺はどの │ ┃
┃ │ ようにする予定なのか? │ ┃
┃ │二、特に県下にあっては数に限りある伝統 │ ┃
┃ │ 野菜の「みとり豆」を地域特産品として │ ┃
┃ │ 認定し全国に向けて普及させられない │ ┃
┃ │ か。 │ ┃
┃ │ (1)以前からみとり豆の普及を提唱されて │ ┃
┃ │ いたが、官民一体となって取組まなか │ ┃
┃ │ った結果、普及推進には至っていない │ ┃
┃ │ のが現状である。 │ ┃
┃ │ みとり豆についての認識と、価値を │ ┃
┃ │ どう理解しているか。 │ ┃
┃ │ (2)県下最大の穀倉地帯にあって米価が下 │ ┃
┃ │ 落している今、畑作が適していると思 │ ┃
┃ │ われる豆を減反作物としてではなく水 │ ┃
┃ │ 田を活用する事により、連作障害など │ ┃
┃ │ に対する低農薬栽培が見込まれるので │ ┃
┃ │ はないか。真逆の発想であるが、早急 │ ┃
┃ │ に研究する価値は十分あると思うが見 │ ┃
┃ │ 解は。 │ ┃
┃ │三、観光スポットの一つとして「B&G海 │ ┃
┃ │ 洋センターのカヌー場」の建設を鷹巣吊 │ ┃
┃ │ り橋公園下流~平田井堰の間に模索して │ ┃
┃ │ はどうか? │ ┃
┃ │ (1)安心院町にあるカヌー場はなくなって │ ┃
┃ │ しまったが、場所的に利用が難しかっ │ ┃
┃ │ たからと思うが、今回新たな場所に移 │ ┃
┃ │ 設という事で交渉できないか。 │ ┃
┃ │ インターの直ぐ近くという
立地条件 │ ┃
┃ │ を考えれば、拝田橋の上下にカヌーを │ ┃
┃ │ 楽しむ施設があれば、スポーツ施設と │ ┃
┃ │ しても、観光地(レジャー施設)とし │ ┃
┃ │ ても、利用者も見物客も楽しい施設に │ ┃
┃ │ なるのではないか。検討するに当たり │ ┃
┃ │ 問題点はあるか。 │ ┃
┃ │ (2)市を挙げて「南一郎平、
NHKドラマ │ ┃
┃ │ 化」誘致を目論んでいる矢先なので、 │ ┃
┃ │ 堰の完成により、平野への農業水利の │ ┃
┃ │ 安定確保にとどまらず、溜まり淵がで │ ┃
┃ │ きたお陰で宇佐市の水道の主水源にも │ ┃
┃ │ なったわけだろうし、感謝を込めて水 │ ┃
┃ │ に絡む親水事業として取組めば、相乗 │ ┃
┃ │ 効果が見込まれるのではないか。 │ ┃
┃ │ (3)第一項に関連するが、海をきれいにす │ ┃
┃ │ るには、上流河川の浄化は不可欠であ │ ┃
┃ │ る。その意識向上のための策として、 │ ┃
┃ │ 今後、駅館川水系の積極的な
自然再生 │ ┃
┃ │ を求める親水事業を展開すべきだと思 │ ┃
┃ │ う。さすればゴミの不法投棄対策にも │ ┃
┃ │ なるはず。見解を求める。 │ ┃
┃ │四、市における不妊治療の現状と、救済& │ ┃
┃ │ 支援措置は他市に対して進んでいるの │ ┃
┃ │ か。 │ ┃
┃ │ (1)この数年、国を挙げての不妊治療の問 │ ┃
┃ │ 題に様々な観点から取組もうとしてい │ ┃
┃ │ る。七年前の私の一般質問で
取り上げ │ ┃
┃ │ て以来の宇佐市としての取り組みの成 │ ┃
┃ │ 果や不妊治療の実態は、現在、他市と │ ┃
┃ │ 比べて先行的な効果はあったか。 │ ┃
┃ │ (2)市における当該者数や当事者からの要 │ ┃
┃ │ 望などは把握しているのか。 │ ┃
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┃七番 │一、道の駅について │市長および ┃
┃和気伸哉君 │ (1)宇佐市
国道沿線地域複合施設整備基本 │担当部課長 ┃
┃ │ 計画の整備スケジュールによると令和 │ ┃
┃ │ 二年度で実施設計、令和三・四年度で │ ┃
┃ │ 造成・建築工事、令和四年度中に供用 │ ┃
┃ │ 開始を目指すと記載されているが
計画 │ ┃
┃ │ 通りに進んでいるか。 │ ┃
┃ │ (2)農水産品や加工品の販売、
フードコー │ ┃
┃ │ トなどを管理運営する物産館の
建築 │ ┃
┃ │ 費、財源内訳、建築・
管理運営事業者 │ ┃
┃ │ の選定方法、選定時期は決定したの │ ┃
┃ │ か。 │ ┃
┃ │ (3)「休憩機能」の二十四時間利用可能な │ ┃
┃ │ トイレはどのように管理していくの │ ┃
┃ │ か。また駐車場については、何台
駐車 │ ┃
┃ │ 可能なのか。 │ ┃
┃ │ (4)「情報発信機能」では、展示施設や体 │ ┃
┃ │ 験施設ができると聞いているが、無人 │ ┃
┃ │ での情報発信なのか。 │ ┃
┃ │ (5)「地域連携機能」では、宇佐市内はも │ ┃
┃ │ ちろんだと思うが、広域的な近隣市と │ ┃
┃ │ の連携をどのように考えているか。 │ ┃
┃ │ (6)「防災機能」では、災害発生時の
周辺 │ ┃
┃ │ 地域の防災拠点と掲げているが、避難 │ ┃
┃ │ 所として活用は可能なのか。 │ ┃
┃ │ (7)「環境保全機能」では、
EV充電施設 │ ┃
┃ │ やLED照明だけでなく周辺農地や住 │ ┃
┃ │ 宅についても配慮が必要だが、道の駅 │ ┃
┃ │ からの排水方法はどう考えているか。 │ ┃
┃ │ (8)全国的に、地域再生を担う拠点に進化 │ ┃
┃ │ しつつある道の駅だが、この施設を │ ┃
┃ │ 「稼ぐ道の駅」として本市の
ビジョン │ ┃
┃ │ を伺う。 │ ┃
┃ │二、宇佐駅について │ ┃
┃ │ (1)現在、JR柳ヶ浦駅周辺整備事業が進 │ ┃
┃ │ 行しているが、その後JR宇佐駅の周 │ ┃
┃ │ 辺整備計画は考えているのか。 │ ┃
┃ │ (2)観光面においても、現在計画している │ ┃
┃ │ 道の駅と連携整備が考えられないか。 │ ┃
┃ │ (3)駅構内のバリアフリー化が、途中段階 │ ┃
┃ │ で終わっていないと思うが今後の
計画 │ ┃
┃ │ は。 │ ┃
┃ │ (4)市は観光拠点駅として位置付けている │ ┃
┃ │ が、今まで取り組んできた
観光施策 │ ┃
┃ │ は。また、評価と課題に対して今後の │ ┃
┃ │ 方針を伺う。 │ ┃
┃ │ (5)豊後高田市の方も利用することが多い │ ┃
┃ │ と思うが、市内外の利用者からの意見 │ ┃
┃ │ は届いているか。 │ ┃
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┃六番 │一、地域のために │市長、教育長┃
┃川谷光紹君 │ (1)周辺地域では「まちづくり協議会」が │および ┃
┃ │ 設置され、校区ごとに特色のある取り │担当部課長 ┃
┃ │ 組みや、安全に安心して暮らせる
地域 │ ┃
┃ │ づくりが行われている。一方で、
都市 │ ┃
┃ │ 計画地域でも様々な地域課題をかかえ │ ┃
┃ │ ている。都市計画地域でも、特色のあ │ ┃
┃ │ る取り組みを実施し、地域の課題を解 │ ┃
┃ │ 決するためにアーバンデザイン会議が │ ┃
┃ │ 中心となって「まちづくり協議会」を │ ┃
┃ │ 設立すべきでは。 │ ┃
┃ │ (2)携帯電話は生活に欠かせないものとな │ ┃
┃ │ った。その一方で、神奈川県鎌倉市や │ ┃
┃ │ 宮崎県小林市などでは
携帯電話等基地 │ ┃
┃ │ 局の設置に関する条例が制定されてい │ ┃
┃ │ る。市民の安心・安全のために、宇佐 │ ┃
┃ │ 市でも同様の条例を定めるべきだと考 │ ┃
┃ │ えるが市の認識は。 │ ┃
┃ │ (3)国土交通省自動車局旅客課が令和三年 │ ┃
┃ │ 十月二十九日発出した「
一般乗用旅客 │ ┃
┃ │ 自動車運送事業における相乗り旅客の │ ┃
┃ │ 運送の取扱いについて」の通達によ │ ┃
┃ │ り、本年十一月一日よりタクシーの │ ┃
┃ │ 「相乗りサービス」制度が導入され │ ┃
┃ │ た。相乗りサービスの利用者に市が補 │ ┃
┃ │ 助金を出すことで、費用対効果が低く │ ┃
┃ │ なっているコミュニティバスの
路線 │ ┃
┃ │ や、路線バスが通っていることでコミ │ ┃
┃ │ ュニティバスを走らせることができな │ ┃
┃ │ い地域でも公共交通が確保できるよう │ ┃
┃ │ に取り組んではどうか。 │ ┃
┃ │二、子どもたちのために │ ┃
┃ │ (1)幼児保育施設と小学校の連携が益々重 │ ┃
┃ │ 要となっているが、市での
取り組み状 │ ┃
┃ │ 況と課題は。また、今後の方針につい │ ┃
┃ │ て伺う。 │ ┃
┃ │ (2)「小規模小学校で、ICTを活用して │ ┃
┃ │ 他校との交流や学習の機会を確保して │ ┃
┃ │ いる」と聞く。宇佐市内での具体的な │ ┃
┃ │ 取り組み事例について伺う。また、今 │ ┃
┃ │ 後の機器の更新についてどのように検 │ ┃
┃ │ 討しているのか。 │ ┃
┃ │ (3)「学校の規模・配置等に関する
アンケ │ ┃
┃ │ ート調査」を行ったが、結果を受けて │ ┃
┃ │ 市ではどのような取り組みを行ってい │ ┃
┃ │ るのか。現在の状況を伺う。 │ ┃
┃ │ (4)将来の世代のために、
ゼロカーボンシ │ ┃
┃ │ ティ宣言や、ベビーファースト宣言な │ ┃
┃ │ どを行なっているが、宣言に至るまで │ ┃
┃ │ の庁内での取り決め方法は。また、ベ │ ┃
┃ │ ビーファースト宣言の具体的な取り組 │ ┃
┃ │ み内容は。 │ ┃
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◯副議長(井本裕明君)まず、十九番 中村明美さん。
◯十九番(中村明美さん)皆さん、おはようございます。議席番号十九番 中村明美でございます。
久しぶりの一般質問になります。よろしくお願いいたします。
今回は、四項目十六点について質問をします。
通告書を出した二日後に、世界かんがい施設遺産登録の通知があったわけですが、三項目めの質問は偶然ですが、必然的に時を期したものとなり、後押しをされた気持ちになりました。
また、一項目めの質問は、これもまた今、市が環境保全に関する長期的な目的、施設及び総合的指針となる宇佐市環境基本計画の見直しに取り組んでいるときで、市民にアンケート調査を行っている最中とのことですので、どんな回答をいただけるか期待を持って質問に入りたいと思います。
一項目め、美しかった宇佐の海岸(浜辺)はどこに行ってしまったのか。再生に向けた取組はできないのか。ということで、六点の質問をします。
この質問に入る前に、私は生まれも育ちも高家なのにスポーツが苦手ということもあって、すぐ近くにある浜辺に行く気も湧かないまま車社会にどっぷり浸かり、ほとんど行かない人となって、この年になってしまいました。この質問をするに至って、深く反省し悔い改めなければという思いを持って、質問に入ります。
まず、一点目、市長にお伺いします。
市長は佐々礼の出身ですから、私と同様に、割と海に近いところに住んでいたわけですが、市政をあずかるようになってから、宇佐市の東西に伸びる海岸線、浜辺を歩いたことはありますか。少なくとも見に行ったことはありますか。もし行かれたとしたら、その現状を見てどう思いましたか。
二点目、市民の方から先般連絡があり、宇佐市の東から西の外れまでの海岸のごみ拾いを長年のように十四年間、約十五キロ、ボランティアで取り組んでいる人の存在を初めて知りました。会ってみると何と同級生だと分かり、赤面を隠せないほどショックを受けました。砂浜の中を一緒に、東西にすっと歩きながら話を聞いてみると、遠目で見るよりははるかに海は汚いです。磯の香りというよりどぶ臭い感じでした。
端まで行って戻ってくると、またごみが出てくる状態で、漂着ごみは遠く広島からも、今問題になっているプラスチックごみも、たくさん流れ着いているとのことです。集めたごみの回収を市に何度もメールなどで頼んだら、市の対応は、最初はなかなか取り合ってくれなかったようですが、だんだんに集めたごみの袋の回収をしてくれるようになったとのことです。今までにおよそ百トンぐらいは拾っただろうと言っていました。
清掃作業の取組については、海岸線は県の管轄だから、市としては積極的に取り組めない、しないというような説明を受けたらしいのですが、こういう考え方は事実なのでしょうか。だとしたら、海は誰のものですか。
ごみ拾いをしている方はハヤミさんといいますが、その彼のところに、後日、全国の海岸の汚染状況を調査しながら、ごみ拾いをしている国際科学振興研究会の代表をしている市川清治さんという方が、東京から会いに来るというので、御縁をいただき御一緒させてもらいました。とてもお忙しい方で、スケジュールを聞いてびっくりしましたが、それでも現地の海を見ながら二時間近く話をしてから、すぐに次のところにと市外に行ってしまいました。
その市川さんは元文科省の役人だったそうで、退職後、私財をはたいて、この活動をしているとのことでした。話の中で、目先の浜だけをいくら清掃してもきれいにはならない。深刻なプラスチックごみも多いけれど、同様に流入河川の廃棄ごみの浄化作業は必要だということでした。至極当たり前の話でありますが、これを聞いてますます河川の清掃、不法投棄について関心を持つようになりました。
こんな経緯もあり、あとの三項目めのカヌー場のところの親水事業への質問となりますので、この答弁は要りません。
三点目、長年にわたる彼の活動について、メディアとして、市報にしても新聞なども全く取り上げていないようです。教えてくれた友人から日出町で三年前行方不明だった二歳児を発見し、一躍時の人となった日出町のスーパーボランティアの尾畠さんの活躍は世界に紹介されているけれど、彼が海洋ごみを拾い始めたのは二年前から。ハヤミさんのほうは、始めたのはずっと早いんだよと言われました。
そこで思ったのは、こういった地道な奉仕活動をされている方がいることに、とても感謝すると同時に、市として市民五万四千人もいれば、こういう地道な奉仕活動をされていても、なかなか日の目を見ない隠れた人材はほかにもいるんじゃないでしょうか。もし、いないんじゃなくて知らないとなれば、逆に言うと、そういう情報が役所に届かないこと自体にも問題がある気がします。まちの話題の一つとしてピックアップし紹介することによって、多くの人にいろんな問題提起の喚起を促してはどうでしょうか。
さらに友人からこう言われました。「市長も職員も議員も、こういう清掃活動を率先してやってほしい、身をもって取り組んでほしい。あんたもね」と言われました。確かにそう思います。ですが、単なる無償ボランティアでは、この海がきれいになるまでやり続けられるかと考えたら、絶対無理です。話をした人みんなにも言われました。スケールが違います。やはり有償ボランティアをシステム化した中で募り、継続的に取り組んだほうが目的実現の可能性は高いのです。
実はここに、その一つのシステム化のパースを書いてもらいました。時間がないのでここでは割愛しますが、そういう有償で環境保全を推進するという発想も可能でないでしょうか。
四点目、県北における海岸線の景観スポットを検索してもらったら、何と宇佐市のスポットは一つも紹介されていません。ほかの記事でも、中津から東に向けば一気に豊後高田市、次は国東半島に飛んでいるようなありさまです。防波堤の管理道路は、部分的にコンクリートを打ち直して整備された区間はありますが、背高な枯れ草が生い茂ったり、この先どうなっているのか怖いようなところもあります。
通りながら見ていきました。一応砂浜はありましたが、車を止めるところもなく寄りつきにくいです。すばらしい海だったのに、観賞するところも、管理道路にしてもウオーキングにもなりません。
昨年、高家の浜に高家まちづくり協議会と高家小学校が協働してごみ清掃に取り組んでいる中で、ごみ捨て禁止呼びかけの立て看板が設置されました。除幕記念式にあいにく同席できなかったので、後日見てきました。数十年ぶりに見た浜に驚きました。この浜は、かなり昔の話にはなりますが、自分たちが子供の頃は臨海学校で来た場所です。
目の前に広がる海に全くその面影はありません。あの松林はどこに行ってしまったのでしょうか。地元の人間が、こうも悲しい話をしなければならないこと自体とても悲しいです。これじゃあ宇佐市に海はないようなものです。市民が憩えるような、集えるような浜は、宇佐市には必要ないのでしょうか。三つお聞きします。
宇佐市の海岸は、どうしてこんなに寄りつき悪いままに時を重ねてきたのでしょうか。山積みになっているかき寄せた流木の処分はどうする予定でしょうか。宇佐市の海岸整備は、公共事業として和間海岸等の護岸整備が主であり、昨今では長洲の石ひび整備事業が一過性のものとしてあるぐらいではないかと認識しております。景観整備に対してどんな事業がなされているのでしょうか。
海岸線がきれいになれば、それだけ大きな観光資源にもなるのは隣市を見れば明白です。ロケーションが違うと言っても、海が目の前にあっても行こうとしない、寄りつけないような海では、海産物の付加価値も生まれないのではないでしょうか。
五点目、先日「海と日本プロジェクトin大分県」というイベントが中津市で開催されたみたいですが、宇佐市には、そんな取組はありますか。そのようなことができる場所はないように思いますが、どうでしょうか。
六点目、広域リサイクルセンターの建設がようやく着工しましたが、完成後には、現在のごみ焼却センターの跡地並びに周辺はどのようにする予定なのでしょうか。
また、隣接したところに結束された廃棄ビニールが野積みされて久しく放置されているのは、雑草も生えております。塀もないままにむき出し状態です。景観も何もあったもんじゃないです。今さらどうしろと言っても仕方ありませんが、民間の回収業者の施設は高い遮断壁などの中に覆うようにされているところがほとんどと思いますが、景観に配慮するような姿勢などはないんでしょうか。
二項目め、特に県下にあっては数に限りある伝統野菜のみとり豆を地域特産品として認定し、全国に向けて普及させられないかということで、三点について質問します。
御存じのように、私は物産館を経営しているわけですが、毎年のことですが、お盆前になると、みとり豆の問合せが急増します。ですが、生産者は早物を出す人は少なく、間違いなく供給不足です。ですから、結構高値でも売れています。
それで今回、後にもお話ししますが、種苗法の改正にも抵触する問題ではということもあり、栽培は専門分野ではありませんが、販売者であり消費者ではありますので、浅学ながら質問させていただきます。
一点目、宇佐地域にあっては、昔からみとり豆の栽培は田んぼのあぜや畑に少し栽培する程度でありました。しかし、自家消費がほとんどであり、市場に出荷するような商品、作物ではありませんでしたが、郷土料理や法事には当たり前の豆でした。人によっては、小豆より本当においしいです。けれど、この豆がほかではほとんど栽培していない、知られていないということは大人になってから知りました。
みとり豆の普及は、地元のとうがらし工房の郷土料理研究家の金丸さんから、六年ほど前に「みとりおこわ」というメニューをつけた記事が雑誌に掲載されていましたが、当時はその価値観を官民一体となって共有して取り組まなかった結果だと思うのですが、加工品の試作品は、作ったものの普及には至らなかったようです。
みとり豆は、県下にあっては数少ない伝統野菜の一つです。県の農業文化公園の玄関口に表示していますが、主としてみとり豆についての認識と価値をどのように捉えているか、お尋ねいたします。
二点目、県下最大の穀倉地帯あって米価が下落している今、畑作が適していると思われる豆類を減反作物としてではなく、代替作物として提案したいと思います。水田を活用することにより、連作障害などに対する低農薬栽培が見込まれるのではないかという話を聞きました。真逆の発想ですが、早急に研究する価値は十分あるのではないかと思いますが、どうでしょうか。
汎用農地としての園場を整備した広大な水田を、大豆が脚光を集めてきている時代ですから、補助金依存の飼料米作りだけではなく、多収穫の豆類作りの研究を再検討するときではないでしょうか。みとり豆に関して言えば、量を確保しなければ世に打って出られない。スターにしたら化けますよ、きっと。
三点目、種子法が……。間違いました。種苗法でした、すみませんでした。この質問は、法改正に伴う問題としての認識をお尋ねするはずでしたが、急遽、今議会に種苗法の改正に伴う請願の紹介議員になりましたので、この項目については削除します。
三項目めです。求める答弁を具体的な案を提示することをお聞きしたいので、のっけらぼうですが、観光スポットの一つとして、B&G海洋センターのカヌー場の建設を鷹栖つり橋公園下流から平田井堰の間に模索してはどうかをタイトルにして、三点質問をしていきたいと思います。
一点目、全国に先駆けて誘致したと聞いていますB&G海洋センターが安心院町にありますが、今は施設規模を縮小して残っています。現在どういう形で運営されているかはよく知りませんが、当初は広水路の取水源の上流の堰の上にカヌー場を持っていたとお聞きしました。場所的に無理があって利用が難しく、維持費もかかるから廃止したのではという話を聞きましたが、今回申請自治体になり、あらゆる面で好条件が整っていることを打ち出して、新たに鷹栖から下流の平田井堰区間にカヌー場を建設するというようなことは交渉できないものでしょうか。
この拝田地区は、鷹栖観音という歴史的建造物と名所を拝し、豊かな水を蓄える川の有効活用を、国東半島に向かう直近のインターの近くという立地条件を考えれば、観光面でいえば、そこに何もなくても一番交通量の多いところですから、客を呼び込まなくても集まり、通過する場所です。ですから、地の利を生かさない手はないです。
そこで、拝田橋の上下にカヌーを楽しむ施設があれば、スポーツ施設としてもレジャー施設としても、利用者も見物客も楽しめる施設になるのではないでしょうかという提案です。そうなれば、鷹栖つり橋公園も売店等が出店できるだろうし、行楽地として宇佐の玄関口一帯がにぎやかになると思います。検討するに当たり問題点はありますか。
二点目、先月二十六日、念願の世界かんがい遺産に登録された平田井路と広瀬井路ですが、皆様と共に喜びたいと思います。市を挙げて南一郎平のNHK朝ドラマ化の誘致をもくろんでいる矢先で、話題性も十分です。平田井路は、南一郎平の作ではありませんが、宇佐市最古の井路として、今回遺産登録になったダブル堰の一つです。
この堰の完成により、一千五百ヘクタールの平野への農業用水の安定確保ができたわけですが、これにとどまらず、堰の上にたまり淵ができたおかげで宇佐市の上水道の取水源にもなったわけだろうし、感謝を込めて川の有効活用を図り、水に絡む親水事業として取り組めば、これこそ登録をもくろんだ成果となり、多方面に話題性に富んだ情報発信が見込まれるのではないでしょうか。
三点目、一項目めの質問の関連ですが、海をきれいにするには、上流河川の浄化は不可欠です。このことを一項目めで紹介した市川さんも力説していました。川がきれいになってよみがえれば、計り知れない様々な期待ができます。
余談を言えば、そうかもしれません。ちょうど二年前の十二月に、BSNHK「にっぽん縦断 こころ旅」という、火野正平が自転車で旅をする番組です。昨日もありました。安心院に行く話があり、スタートがなぜか拝田に始まった、鷹栖観音つり橋のたもとでした。やはり外からのお客として宇佐市を捉えれば、この地区は宇佐の起点というか首根っこなんですね。頭の片隅に入れておいてください。
ついでに、もう一つ言います。以前一般質問で、拝田の三差路の場所にふさわしくない大きな看板を指摘した際に、五年契約だからと市長は取り合ってくれませんでしたが、結局そのままですよね。あれはウエルカムのイメージじゃないですよね。悲しいです。答弁は不要です。
四項目め、宇佐市における不妊治療の現状と、救済並びに支援措置は他市に対して進んでいるかということについて、二点お尋ねします。
一点目、この数年、国策として不妊治療等を含めた問題を様々な観点から取り組んでいます。近い将来、こども庁の創設も視野に入れています。七年前の私の一般質問で取り上げたときとは状況は変わって、大きな前進です。あの質問後、市もそうでしたが、質問の新聞記事を見た地元県議もすぐに動いてくれて、県において間を入れずして前向きな処置を講じてくれました。質問したかいもあったなと感謝しているところです。
さて、今までは不妊治療という視点にとどまらない表現として、妊活という枠の中で、少子化対策、子育て対策に取り組んでいることは皆さん周知のことだと思いますが、現在の宇佐市としての取組の成果や不妊治療の実態は、現在他市と比べて先行的な効果はあったのでしょうか、お尋ねいたします。
これで一回目の質問を終わります。
◯副議長(井本裕明君)それでは、中村議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
まず、宇佐市長 是永修治君。
◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。十九番 中村議員の一般質問にお答えをいたします。
四項目め、不妊治療の現状と救済及び支援措置についての一点目、取組の成果や実態についてでありますが、本市は平成十四年度に県下で最初に助成制度を開始し、医療保険適用外の不妊治療費に対し、一組の夫婦に対して一年度につき十万円まで助成をしております。
平成二十七年度から、県は県下市町村が費用負担する方法に改正をいたしましたことから、宇佐市もこれに協力するとともに、令和二年十月からは助成対象や助成額が拡充され、新たに妊活応援検診も開始されたところであります。
本市の令和元年度の合計特殊出生率は一・六五で、全国平均の一・三六、県平均の一・五七を上回っております。令和二年度は、新型コロナウイルスの影響で不妊治療を延期している人も多く、申請は一時的に減少しておりますが、助成された方の妊娠率は現在七割となっております。
二点目、市における当該者数や当事者からの要望についてでありますが、不妊治療を行っている当事者については、プライバシーの関係もあり把握が困難であります。また、当事者からの要望については、助成制度が複雑で難しいという声を伺っております。本市では、健康カレンダー、うさここブック、ホームページや広報等に掲載したり、婚姻届の提出時にリーフレットを配布し周知に努めております。また、電話や来庁相談にはプライバシーに配慮した丁寧な説明と対応を心がけております。
さらに母子保健対策小委員会等で、産婦人科医と情報共有し、適切な時期に妊活検診や治療が受けられるよう連携を図ってまいります。
以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。
◯副議長(井本裕明君)次に、一項目めの宇佐海岸の再生に向けての取組の第一点目から三点目及び五点目と六点目、三項目めのB&G海洋センターのカヌー場の建設についての三点目を市民生活部長 加来 定君。
◯市民生活部長兼市民課長(加来 定君)皆さん、おはようございます。市民生活部長の加来でございます。十九番 中村議員の一般質問にお答えします。
一項目め、美しかった宇佐の海岸再生に向けた取組は、についての一点目、宇佐市の浜辺の現状と、二点目、海岸は県の管轄だからと市としては積極的な取組はしないのかと、三点目、長年にわたり地道な奉仕活動をされている方を紹介することによって多くの人に問題提起の喚起を促してはどうかについては関連がありますので、一括してお答えします。
議員御指摘のボランティアの方が、長年に渡り海岸部の清掃活動を行い美化活動に御尽力されていることは、認識しているとともに感謝しております。また、近年、海岸にはプラスチックごみをはじめとした海洋ごみが多く漂着し、美しい景観が損なわれているだけでなく、海洋生物への影響が危惧されていることは、本市も例外ではありません。現状を大変重く受け止めております。
現在、本市では、まちづくり協議会や自治会等の団体、ボランティアの方の清掃活動に際し、ごみ袋の支給や集められたごみの回収などへの支援を行っています。
また、今年度より従来の清掃活動とは別に、地球温暖化対策や地球環境の保全などを目的に継続的に啓発活動等を行う団体に対して、補助金制度を新設したところです。さらに、今定例会に「空き缶等ポイ捨て防止条例」を提案しており、環境美化の促進、美しいまちづくりを目指すため環境意識の醸成に努めながら、海岸部のごみ減少につなげていきたいと考えています。
一方で、市民と行政が協働したまちづくりを推進していくため、先進的な取組や地域活動をしている団体、地道な奉仕活動をしている市民の方については、広報うさの「うさのきらびと」というコーナーで活動等について広く紹介し、その推進に向けて取り組んでいます。
今後も、環境美化の促進、美しいまちづくりの推進に向けて取り組むとともに、どのような支援ができるのか関係機関等と連携をしながら、対応していきたいと考えています。
五点目、中津市で開催された「海と日本プロジェクトin大分県」のような取組が宇佐市にあるのかについてですが、「海と日本プロジェクト」は日本財団、総合海洋政策本部、国土交通省が推進する全国規模のプロジェクトであり、海へのアクションや意識を啓発する目的で、中津干潟では小学生を対象に体験を通じて海への好奇心を深めたと伺っています。
市では、環境保全団体を中心に平成十五年度より市内の渓谷や河川敷、海岸などを巡り、野鳥や草木などを調べる自然観察教室が開催されています。昨年度は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により開催できませんでしたが、希少野生動植物に関する調査も実施し、ホームページに掲載しています。
また、水環境を守る事業として、県北部保健所を中心に五十石川流域の小学校や地元自治会等と協力し、川の水質や生態調査、水について考える学習にも取り組んでいます。
今後も美しい宇佐市を継承するため、市民一人一人が環境の現状を考え行動していただけるよう、啓発と支援に取り組んでまいります。
六点目、現在の焼却センターの跡地並びに周辺はどのようにする予定なのかについてですが、ごみ焼却センターの用地は、約八十%が国有地となっており、建設着工前の昭和五十四年度に国有財産無償貸付契約を締結し、五年ごとの契約更新を行いながら現在に至っております。
新クリーンセンター完成後は、現施設は閉鎖となり、国有財産法に基づく用途指定が終了となることから、貸し付けられている国有地は原則返還することとなりますが、焼却センターを解体し現状に回復する等の課題がありますので、今後の跡地利用につきましては、国や関係機関と慎重に協議を重ね、地元地区の意見を聞きながら進めてまいりたいと考えています。
次に、三項目め、観光スポットとしてカヌー場の建設を鷹栖つり橋公園下流から平田井堰の間に模索しては、についての三点目、駅館川水系の積極的な自然再生を求める親水事業を展開し不法投棄対策にしては、についてですが、本市は、豊かな山の恵みが美しい川を流れ海へと通じる豊かな自然に恵まれた土地です。そのため、毎年開催しております自然環境教室は、里山から河川、海岸へと市内全域を対象に実施しています。
県によりますと、現在、駅館川の水質については環境基準値を達成している状態であり、駅館川水系については、下流から上流に向けて県宇佐土木事務所のしゅんせつ工事が進められたことにより、環境が改善されています。
自然環境の保全には、市民一人一人の取組が必要です。今後も、市民、事業者、行政が一体となって、河川環境の改善に取り組めるよう啓発と保全活動の推進に努めてまいります。
以上で答弁を終わります。
◯副議長(井本裕明君)次に、一項目めの宇佐海岸の再生に向けた取組の四点目を建設水道部長 城 隆弘君。
◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)皆さん、おはようございます。建設水道部長の城でございます。十九番 中村議員の一般質問にお答えいたします。
一項目め、美しかった宇佐の海岸再生に向けた取組は、についての四点目、海岸線の景観整備に対してどんな取組がなされているかについてですが、現在、市が管理する高津漁港及び和間漁港を除き、県が管理している海岸保全区域は十四キロメートルあります。
市では平成二年度に国の補助事業を活用した沿岸漁業構造改善事業で和間海浜公園を整備し、トイレや駐車場整備などを行っております。
議員御指摘の海岸線の景観整備につきまして、県などの関係機関へ伺ったところ、和間海浜公園整備に活用した補助事業などが見直されており、新たな整備を行うには計画場所の選定や安全性、施設管理及び費用対効果など、あらゆる検討が必要なことから、国の補助事業を活用した海浜公園等の整備は困難との回答でした。
現在県では、平成二十八、二十九年度に海岸における老朽化度の点検を実施するとともに、平成三十年度に長寿命化計画を立て、堤防補修を令和元年度に六百メートル、令和二年度に二千二百メートル行っており、本年度は浜高家の樋門改修を予定しているとのことでございます。
今後につきましても、護岸工等の補修を計画的に実施し安全対策に努めるとのことであります。
以上で答弁を終わります。
◯副議長(井本裕明君)最後に、二点目の伝統野菜、みとり豆を全国に向けて普及させられないかについては、三項目めを取り下げましたので一点目と二点目、三項目めのB&G海洋センターのカヌー場の建設についての一点目及び二点目を、経済部長 出口忠則君。
◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)皆さん、おはようございます。経済部長の出口でございます。十九番 中村議員の一般質問にお答えします。
二項目め、みとり豆を地域特産品として全国に向けて普及しては、についての一点目、みとり豆についての認識と価値をどう理解しているかについてですが、みとり豆は豆科の「ささげ」の一種で、色も大きさも小豆のような豆で、豆のさやを食べずに実だけを取って食べるため「みとり」と呼ばれるようになったと聞いています。
みとり豆は、仏事に紫色のおこわとして蒸されていたため、お盆に間に合うように五月に種をまき、七月から八月に収穫が行われ、種は各農家で保存しながら栽培が続けられております。市内では小豆よりもみとり豆のほうが手に入りやすかったため、冠婚葬祭やお祝い事、法事の茶の子として、おこわを蒸して隣近所や訪ねてくださった方に振舞う風習が残っており、小豆とは違う風味を地域の行事とともに懐かしいと思う方々もおり、地域に根付いている希少種であると理解しております。
二点目、みとり豆を連作障害などに対する低農薬栽培が見込まれる作物として早急に研究する価値は十分あると思うが見解は、についてですが、みとり豆はさやが褐色に色づいたら収穫時期を迎え、時期を過ぎると実が落ちてしまうため、三回ほどに分けてさやを摘み取る必要があります。そのため連作障害を回避する観点からも作付されている大豆のような大量生産には向かず、現状においても、多くは田んぼのあぜにあぜ豆として植えられており、転作作物としての推進には至っていません。
次に、三項目め、観光スポットとしてカヌー場の建設を鷹栖つり橋公園下流から平田井堰の間に模索しては、についての一点目、カヌー場の移設交渉とカヌーを楽しむ施設の検討と問題点についてと、二点目、水に絡む親水事業として取組めば相乗効果が見込まれるのではないかは、関連がありますので一括してお答えします。
議員御指摘のカヌー場の移設についてですが、安心院B&G海洋センターのカヌー場は、B&G安心院海洋クラブが管理・運営をしておりましたが、活動が低迷したことにより、平成十一年に廃部申請を行いB&G財団より登録抹消されました。その際にカヌー等の備品については、B&G財団と協議し他市へ譲渡したため、カヌー施設の移設はできない状況であります。
そのため、B&G財団関係のカヌー場を新たに再整備する場合は、「海洋クラブ」を再度組織した上で財団の登録基準に基づいた審査を受ける必要があります。
また、市独自でカヌー場を設置する場合であっても、河川管理者の許可が必要であることや、拝田橋付近における設置の可能性については、川の水深や流れ、河岸へのアクセスのほか、施設整備の経費等、様々な調査が必要であると考えております。
今後は、注目を集めている平田井堰を広く発信していく上で、親水事業が観光やレジャー等と結びつくことで相乗効果が見込めないか等、その可能性について関係機関と情報連携してまいります。
以上で答弁を終わります。
◯副議長(井本裕明君)以上で、執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。
十九番 中村明美さん。
◯十九番(中村明美さん)一項目の件ですが、国もなかなか助成するのは難しいということでありますけれど、そうすればなかなか海がきれいになりません。
私もいろいろと考えてみました。その中で、環境有償ボランティアポイント制度というのをつくってはどうだろうかということで、ちょっと数名でですね、考えてみましたので、また部長、課長、見ていただきたいと思います。
そうすれば、一度にはきれいにはなりませんけれど、こういう制度をしないと難しいのではないかと、私も先ほど部長の答弁を聞きまして思いました。ですから、やっぱり宇佐市の海でありますので、皆さんできれいにしていこうと私は思っておりますので、ぜひまた、お話を聞いていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
第二項目めの、みとり豆のことですけれど、先ほど部長からも答弁いただきました。みとり豆の地域特有のニーズは高いと感じております。既にこの段階で、地域ブランド性は十分じゃないでしょうか。昨日の一般質問の答弁の中で、宇佐ブランド認証品が百五あると言われましたが、このほとんどは農産物の加工品ですよね。ちなみに一時産物の農林水産物は何がありますか。
◯副議長(井本裕明君)観光・ブランド課長。
◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)観光・ブランド課長の出口でございます。中村議員の再質問にお答えいたします。
おっしゃるとおり、ブランドの商品につきましては、昨日申し上げましたけども、一次産品を利用して加工品ということで、それとですね、市内で加工されたものでありますとか、もう一つはですね、一次産品であっても事例等から推奨されたものということで加えているものもございます。そして今、対象としましてありますのは、ブドウのシャインマスカットが一次産品として、ブランド商品として認定されております。
以上でございます。
◯副議長(井本裕明君)中村明美さん。
◯十九番(中村明美さん)物が少ないから大々的に販路開拓に取り組めないわけで、広げようがなかったわけです。今の時代、SNSや、それから料理番組などに取り上げてもらえるような戦術を立てていけば、例えば、さきに述べた「おこわめし」、さっき部長も言いましたけど、仏事の際には絶対皆さんいただいていた分です。
これを全国に発信すれば、下手すると「クロダマル」に匹敵する農産物になるやもしれません。ほかにほとんど出回っていない産物です。そうすると、もう本当考えるとわくわくしませんか。
◯副議長(井本裕明君)観光・ブランド課長。
◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)お答えいたします。
希少種、数が少ないということですね。もちろん価値がそれだけでも高くなると思いますし、小豆よりも味がおいしいとかいうのも聞いております。私も食べたことはあります。おこわですね。
議員おっしゃるように、いろいろ情報発信していくのが先か、作るのが先かということになりますけども、情報発信して、例えば注文があったときに物がないということになると、やっぱりそれは大変厳しい状況になると思うんですけども。やっぱり、ある程度の収穫、収量が見込めないとですね、市として、これが市のブランド品ですというふうに売り出していくのは難しいのかなと、そういうふうに思っておりますので、そういった取組……。
先ほど回答申し上げましたけども、転作の作物として大量生産は難しいのでできないということもありましたけども、そういったところの課題がですね、あるというふうに思っております。
以上でございます。
◯副議長(井本裕明君)中村明美さん。
◯十九番(中村明美さん)三項目めのカヌーの件でございますけれど、ぜひですね、もう一度皆さんで協議をしていただいてですね、ぜひ前向きになるようにしていただきたいと思います。
もうこれで質疑は終わりますが、毎回のように文章が長くなってしまい、聞き疲れたことだと思います。申し訳ございません。七十年生きてきた中での、この御縁の数々と実体験が理論武装として語らせていることを御理解ください。
十二月は、来年度予算折衝の最終段階の時期だと思います。答弁の結果が、来年度の施策から反映してくれることを切にお願いして終わりたいと思います。
ありがとうございました。
◯副議長(井本裕明君)以上で中村明美議員の一般質問を終結いたします。
ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお、再開は十一時といたします。
休憩 午前十時五十二分
───────────────
再開 午前十一時〇〇分
◯副議長(井本裕明君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
一般質問を続行します。
七番 和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)皆さん、こんにちは。議席番号七番 求道会の和気伸哉でございます。
いよいよ年末も押し迫り、今年も残り二十日余りとなりました。今年一年を振り返ってみますと、選挙の一年だったなというふうに感じています。
そんな中、最近話題で報道されているのが、高齢者の死亡事故の件数です。師走の慌ただしい中ですね、やはり高齢者の方が慌てるのか分かりませんけれども、死亡事故が増えていることを危惧しております。どうか慌てず、焦らず、急がず、ゆっくりと心を持って安全運転に努めてもらいたいと思っております。
それでは、議長のお許しをいただきましたので、今年最後の一般質問に移りたいと思います。
今回は、二項目に絞り、二つの駅について議論を深めていければと思っております。
一項目めの道の駅についての一点目、宇佐市国道沿線地域複合施設整備基本計画の整備スケジュールによると、令和二年度で実施設計、令和三・四年度で造成建築工事、令和四年度中に供用開始を目指すと記載されているが、計画どおりに進んでいるのでしょうか。
二点目、農水産品や加工品の販売、フードコートなど、管理運営する物産館の建築費、財源内訳・建築管理・運営事業者の選定方法、選定時期は決定したのか。
三点目、休憩機能の二十四時間利用可能なトイレは、どのように管理していくのか。また、駐車場については何台駐車可能なのか、お伺いいたします。
四点目、情報発信機能では、展示施設や体験施設ができると聞いているが、無人での情報発信なのか、お聞きいたします。
五点目、地域連携機能では、宇佐市内はもちろんだと思うが、広域的な近隣市との連携をどのように考えているのでしょうか。
六点目、防災機能では、災害発生時の周辺地域の防災拠点と掲げているが、避難所として活用は可能なのか、お伺いいたします。
七点目、環境保全機能ではEV充電施設やLED照明だけでなく、周辺農地や住宅についても配慮が必要だが、道の駅からの排水方法はどのように考えているのでしょうか。
八点目、全国的に地域再生を担う拠点に進化しつつある道の駅だが、この施設を稼ぐ道の駅として本市のビジョンをお伺いいたします。
二項目め、宇佐駅についての一点目、現在、JR柳ヶ浦駅周辺整備事業が進行していますが、その後JR宇佐駅の周辺整備計画は考えているのでしょうか。
二点目、観光面においても、現在計画している道の駅と連携整備が考えられないか、お伺いいたします。
三点目、駅構内のバリアフリー化が途中段階で、終わっていないと思うが、今後の計画はいかがでしょうか。
四点目、市は観光拠点駅として位置づけているが、今まで取り組んできた観光施策は。また、評価と課題に対して今後の方針をお伺いいたします。
五点目、豊後高田市の方も利用することが多いと思うが、市内外の利用者からの意見は届いていますでしょうか。
以上、一回目の質問を終わります。
簡潔明瞭な答弁をお願いいたします。
◯副議長(井本裕明君)それでは、和気伸哉議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
まず、宇佐市長 是永修治君。
◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えをいたします。
二項目め、宇佐駅についての一点目、JR宇佐駅の周辺整備計画についてでありますが、本市では、市総合計画において宇佐駅を観光拠点駅として位置づけ、機能の充実に努めております。
昨今は、コロナ禍の影響で鉄道利用者が大きく減少し、JRによる駅の運営体制についても厳しさが増していると思われますが、宇佐駅は市を代表する観光地である宇佐神宮に最も近い駅であり、アフターコロナにおいては、再び広域観光の拠点としての役割が求められます。また、近隣においては、国道沿線地域複合施設の整備が進んでいることから、今後、当該施設との連携等を視野に入れた駅周辺の環境整備について、調査研究を進めてまいります。
二点目、観光面においても、現在計画している道の駅と連携整備が考えられないかについてでありますが、駅構内に案内看板を設置し、観光拠点となる道の駅に観光客を誘導したいと考えております。その際、若干距離がありますので、移動手段や遊歩道の整備など、どういった整備が可能であるか、財源を含め研究してまいります。また、道の駅からはバスやレンタサイクルを活用した広域観光を提供したいと考えております。
以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。
◯副議長(井本裕明君)次に、一項目めの道の駅についてを、建設水道部長 城 隆弘君。
◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)建設水道部長の城でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えいたします。
一項目め、道の駅についての一点目、基本計画の整備スケジュールどおりに進んでいるかについてですが、進捗状況としましては、国との一体的な整備に取り組んでおり、今年度は建築詳細設計を行う予定です。
また、用地買収・物件補償について、国の整備においては一部の地権者を除いて土地・家屋の売買契約及び物件補償契約を完了しており、市の整備においては用地取得のため、事業認定及び開発許可申請に着手し、本年度内の用地取得を行うこととしております。
今後の予定といたしましては、用地取得が順調に進めば令和四年度に造成工事、令和五年度に建築工事を行い、当初計画より一年ほど遅れた計画となりますが、令和五年度末の開駅の予定となっております。
二点目、物産館の建築費、財源内訳、建築・管理運営事業者の選定方法、選定時期は、についてですが、直売所・フードコート等を含んだ地域複合施設の建築費は、昨年度の建築基本設計において算出した概算工事費約六億円を見込んでいます。しかしコロナ禍の影響を受け、資材等が高騰し、その影響が懸念されておりますので、利用可能な補助メニュー等の活用を図り財源確保に努めているところでございます。
また、管理運営事業者の選定方法及び選定時期についてですが、庁内検討委員会において今後協議、決定していく予定です。
三点目、休憩機能ではトイレはどのように管理していくのか、また駐車場については何台駐車可能か、についてですが、トイレ及び休憩施設については現在、国が建築基本設計・詳細設計を進めており、建築工事までは国が施工しますが、完成後の維持管理は市が行うこととなっているため、今後、関係機関と協議することとしております。
また、駐車場の台数については大型車駐車ますが二十三台、小型車駐車ますが九十台となっており、うちEV充電駐車ます一台、身障者用駐車ます三台を予定しております。
四点目、情報発信機能の展示施設や体験施設は、無人での情報発信なのか、についてですが、基本設計を行っていく中で、スペースの問題や実際にその場所に行き体験してもらおうという観点から、省スペースでの展示方法を考えており、デジタルサイネージや観光パンフレットでの情報発信を想定しております。
五点目、地域連携機能では、広域的な近隣市との連携をどのように考えているか、についてですが、道の駅は、市町村などが登録を受け、地域振興並びに地域間連携を図る施設として物産館やイベントスペース等を整備します。
このことからも、より多くの地域資源や特産品などを充実させることが重要であり、広域的な連携を図る必要があるため、今後も関係機関と協議をしていくこととしております。
また、現在大分から神戸、大阪、京都まで毎日運行している高速バスの停留所機能を有したバス停の整備について、バス事業者とも協議を重ねており、国東半島を含めた広域的な観光拠点として活用できる施設になると考えております。
六点目、防災機能では、周辺地域の防災拠点と掲げているが、避難所として活用は可能かについてですが、地域複合施設内の一部を大規模災害時において避難所として活用できるよう考えており、災害時の防災トイレ・非常食・毛布等の備蓄も予定しているところであります。
七点目、環境保全機能では、周辺農地や住宅についても配慮が必要だが、道の駅からの排水方法は、についてですが、地域複合施設からの排水方法は、汚水については、国が駐車場エリアに合併浄化槽を設置するため、トイレ・情報提供施設から汚水排水と合わせて処理され、北側の既設排水路まで水路整備を行います。
また、雨水排水についても、施設北側に整備される市道側溝を利用し、北側の既設排水路へ排水する計画であります。
八点目、稼ぐ道の駅として本市のビジョンは、についてですが、地元農産物等のPRや販売など、販路拡大による農業所得等の向上や観光客への情報発信、受入れ体制の強化等による交流人口の増加が期待されるなど、地域産業・経済・観光の活性化を図るとともに、新たな魅力を持つ地域づくりに貢献する施設を目指し、稼ぐ道の駅として取り組んでいるところであります。
以上で答弁を終わります。
◯副議長(井本裕明君)次に、二項目めの宇佐駅についての三点目及び五点目を、総務部長 祥雲弘一君。
◯総務部長(祥雲弘一君)総務部長の祥雲でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えをいたします。
二項目め、宇佐駅についての三点目、駅構内のバリアフリー化についてですが、県知事をトップとする日豊本線高速・複線化大分県期成同盟会や九州各県の知事、県議会議長で構成する九州地域鉄道整備促進協議会が毎年、JR九州や九州運輸局に対して要望活動を行う際に、駅舎のバリアフリー化の推進についても継続的に要請しているところでございます。
現時点では、具体的な計画立案には至っておりませんが、引き続き関係機関とともに積極的な要望活動を行っていきたいと考えております。
五点目、市内外の駅利用者からの意見についてですが、駅利用者から市への直接的な意見といたしましては、宇佐地区在住の高齢者より手紙にて要望をいただいております。なお、市外の方からの要望は届いていないものの、豊後高田市とは九州地域鉄道整備促進協議会の要望活動において、歩調を合わせた取組を行っているところでございます。
以上で答弁を終わります。
◯副議長(井本裕明君)最後に、二項目めの宇佐駅についての四点目を、経済部長 出口忠則君。
◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)経済部長の出口でございます。七番 和気議員の一般質問にお答えします。
二項目め、宇佐駅についての四点目、市は観光拠点駅として位置づけているが、今まで取り組んできた観光施策は。また、評価と課題に対して今後の方針は、についてですが、宇佐駅から宇佐神宮へ参拝する方が多いことから、レンタサイクルを使った観光施策に取り組んでおります。また、ふるさと市町村圏基金を活用し、隣接する豊後高田市と両市の玄関口である宇佐駅構内の広域観光案内板、パンフレットラックの整備を行うなど、広域観光客の受入れ整備に努めています。
今後は、駅からの二次交通手段や宇佐神宮からの広域観光の促進などの課題はありますが、近隣自治体との連携や、建設予定の道の駅の活用によって、観光拠点駅である宇佐駅からの観光誘客に努めてまいります。
以上で答弁を終わります。
◯副議長(井本裕明君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。
七番 和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)それでは、順次再質問させていただきます。
一項目めの道の駅について、担当課長にちょっと。少し時間を取らせますが、よろしくお願いいたします。
一九九三年の創設から四半世紀を迎え、全国におよそ一千二百か所で展開されて、二億人以上が利用される道の駅なんですけれども、もうすぐ全国の自治体数に追いつき、追い越しそうな勢いで創設されているところです。そんな中、本市もアラウンドジャパンさんの計画中の道の駅一覧というサイトの中に、二〇二三年三月オープン予定とでかでかと掲載されております。
先ほどの答弁によりますと、オープン時期は令和五年度末ということで、計画よりも一年延期されておりますが、まずは、その延期した理由をお聞かせください。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。和気議員の再質問にお答えいたします。
道の駅の開駅の予定が一年延びた理由につきましては、様々ございまして、まず国土交通省との一体的な道の駅整備を図ることができました。それに伴いまして、まず国のほうが、国道十号と国道二百十三号線の分岐点の交差点が非常に危険な交差点ということで、まず交差点の改良が必要ということで、そちらの設計のほうもしていただいております。
それに伴う非常に大きな費用もかかるんですが、それとあと国のほうが、防災エリアを拡大していただきました。市が設置をしなくとも、国のほうで設置をしていただけると。非常に国のほうが協力をしていただいておりまして、かなり大きな大工事になっております。
地権者の方、また地域の周辺の方の協力も得まして、非常に用地交渉等もスムーズにしていただいておりますが、家を建てている方とかは、新しく家を建て直して、そちらに引っ越した後に、またその家を解体していただくという形の補償になっておりますので、今、土地のほうがきれいにまだ更地になっていないというところもございますので、そういった当初計画よりもかなり大きくなった分もありますし、地域の方の協力もスムーズにいただいておりますが、全体的な計画の見直しが必要となりまして、国との調整の中で一年間延びるといった形になった経緯でございます。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)用地買収に関しましては、地元説明会の中でスムーズに進行しているというふうな説明を受け、計画どおりに進んでいるんだなというふうに安心していたところですが、このような形で、国道十号線の沿線工事の国交省の関係で、少し遅れが生じているということをお伺い、今しましたけれども、その国道十号線の岩崎交差点の改良工事についての変更箇所とか、そういったものがございますでしょうか。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
原因について、国のほうだけではございません。国だけの原因で遅れているわけではなくて、当然市が買収します用地等に対しまして、今、事業計画と、土地を買うときに道路事業で購入する際には、税控除等もございます。しかし、今回うちのほうが用地買収を行おうとするエリアについては、簡易パーキングではなくて地域振興施設を造りますので、道路事業ではないので土地に対する税控除がございません。
そういったところもございましたので、事業認定という国の制度を活用しまして国に手続をしていまして、国の許可をいただいて。そちらの許可をいただければ、地権者の方にも優遇措置が得られますので、そういった形でスムーズに地権者の方と交渉ができるようにということで。地権者の方も非常に協力的です。ですから、まず一点そこは市と国との調整の中で一年延びたという経緯が一点でございます。
交差点についての改良点につきましては、地域からの要望等もございましたので、岩崎エリアの中の市道のところの排水があまりよくないということを聞いておりました。ですので、排水の計画等を見直しをしていただいております。そういったところの排水計画も含めた、見直しによる今調整をさせていただいているところでございます。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)今課長がおっしゃったとおりなんですが、岩崎交差点、あそこはですね、大分方面に向かって右にかなり傾斜がついております。そのため、大雨や豪雨に襲われた場合はですね、かなりの雨量が排水管のほうにですね、流れていき、また近隣住民が不安を抱えている部分ではないかなと思っております。その辺のことをしっかりと対策を練っていただき、生活を脅かさないようにですね、ぜひお願いしたいところでございます。
それでは、次の再質問に移ります。
基本計画の事業手法の検討によるとですね、公設民営方式あるいはDBO方式のどちらかを選択とされていますが、先ほどこれ、まだ協議中ということでございました。DBO方式になる可能性もあるのでしょうか。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
今現在、庁内検討会でいろいろと調査をさせていただいておりますが、今現在では、DBO方式になりますと、またかなり期間も必要となります。DBO方式よりも、やはり大分県下も見ましたところ、ほとんど指定管理が多くございます。
指定管理の中でも、いろいろと第三セクターであったり、民間会社であったり、また組合組織であったりとか、いろいろありますので、やはり今、院内もそうですけども、そういう道の駅で多く利用されているところの活用の仕方を、そして、まず地域の声がすぐ反映できるような形、そういった形で取り組んでいきたいと考えております。
民間が入ると、なかなか地域のものを出品しないでする場合、そういったものも非常に多いので、今のところはまだ決定ではございませんが、内部で調査をしながら協議させていただければと思っております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)確かにDBO方式になるとですね、かなりまた期間が必要になって、もしかすると、またもうちょっと延期というような流れにもなるかもしれません。例えば公設民営方式、いわゆる指定管理制度になればですね、この管理運営事業者の主な役割というのは、どこまでが管理運営になるのか、お聞かせください。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
道の駅につきましては、公益性な施設、そしてあと利潤を設ける収益性な施設等がございます。ですので、やはり公益性につきましては、やはり利益が得ませんが、やはりそこに入っていただける方に、管理をしていただける方には、やはり公益性な施設の管理もしっかりでき、また収益でしっかり市のよい農産物や加工品等を販売していただいてPRができるような、そういったことを取り組んでいただきたいと思いますので、まず公益性、収益性を理解した中での取組をしていただきたいというふうに考えております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)どうしても道の駅となればですね、すごく人気があったり、売上げが上がるのではないかというような思いもあると思うんですけれども、今現在道の駅はですね、通過する道路利用者のサービス提供の場から、道の駅を目的として訪れるというふうに変わってきましたけれども、さらに、今では地方創生、観光を加速する拠点へと進化し続けています。
豪華な建物で地元産品を扱えばもうかるのではないかという、そういった時代はもう既に終わっているのかなというふうに思っております。
観光や防災などをですね、さらなる地方創生に向けた取組を官民の力を合わせて協力しなければ、成功というか、そういうふうにならないのじゃないかなというふうにも危惧しておるところです。元気に稼ぐですね、地域経営の拠点として、力を高め新たな魅力を発信できる多くの企業、また団体へ、道の駅に関するさらなる情報発信を務めていただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
もう議員おっしゃるとおりでございます。やはりですね、道の駅は今、国のほうは第三ステージという形を取っておりまして、様々な関係機関と横の連携を深めてですね、多くの地域のよいもの、そして情報発信をやっていただきたい。
そして、地域を守るための防災の拠点にもなるし、また地域の多くの連携を深めた中のPRをしていただきたいという取組がございますので、多くの関係団体と協議をしていきたいと考えております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)ありがとうございます。
それでは、次の三点目に移りたいと思います。
初回の答弁で大体分かってはいるんですが、一つだけ、「完成後の維持管理は市が行うこととなっています」ということなんですけれども、これは直接市が管理する方を雇うのか、もしくは管理運営事業者が、ここのトイレまで管理していくのか、どちらか分かれば教えてください。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
トイレ、情報室につきましては、国のほうが整備をしていただけるのですが、そちらの維持管理等につきましては、市のほうでという回答ですけども、その管理については、また、先ほど申しました、それが公益性な施設ということで、その公益性な施設と合わせて管理をしていただくかということも踏まえて協議をしていきたいと考えております。
中の物産館、そういったところの地域振興施設の中の維持管理と、またトイレも一緒に全体的にやっていただくかも含めた協議はさせていただいて、庁内の関係機関と協議をさせていただこうと思っております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)分かりました。じゃあ、また、それは協議をしっかりしていただいて、深めていただきたいと思います。
次に、四点目の再質問に移ります。情報発信機能についてですが、情報発信で大事なことは、訪れた方へ分かりやすく短時間で情報収集ができる機能が必要だと思っております。国内観光客はもとよりですね、訪日外国人観光客は二〇三〇年に四千万人、二〇四〇年度には六千万人と予想されております。
新たなインバウンド拠点として、情報発信機能は、先ほど言いましたデジタルサイネージや観光パンフレット以外で必要なのではないかなと思っておりますが、いかがでしょうか。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
今現在考えておりますのは、情報発信施設の中に、デジタルサイネージで多くの交通情報も含めまして災害情報、そして観光の情報、いろんなお祭りの行事のビデオを流したりとか、そういったのができればと考えておりますし、また、パンフレットを置くようにはしておりますが、そういったところに対して、やはり親切丁寧に対応ができるような関係、観光協会等と協議をさせていただいて、そちらのほうで案内の提供等ができればということで協議は今、させていただいているところであります。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)この情報発信に関しましては、省スペースで展示しようと考えているということで、ここは有人になるんですか、無人になるんですか。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
まず道の駅は、基本的に物産館以外は二十四時間利用可能です。ですから、駐車場、トイレ、情報室は、二十四時間、皆さんが利用できるような形になります。
ただ、そのときにはもう人はいませんので、もう常にビデオを流すか、夜になりますとボタン操作で行うか、タイマー式にするかといった形は、国のほうと協議をさせていただきながら、情報発信については、災害時等は二十四時間流さないといけないので、そういったところの話も一緒にさせていただきながら、無人にはなりますけども、そういった対応で行かせていただこうと思っております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)先日、河野健治朗議員のほうも宇佐神宮の情報発信について質問されておりましたが、パンフレット、その際は、事務所に置くだけではですね、なかなかパンフレットを取っていただけないのではないかということで、いろんな方法があると思うんですけど、今回の道の駅の無人においてのパンフレットの設置、これも効果があればもちろんいいんですけれども、効果が薄いのではないかなというふうにも懸念しております。
スマートフォンを使ったアプリ等での観光案内とか、そういったものは可能になりませんでしょうか。
◯副議長(井本裕明君)観光・ブランド課長。
◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)観光・ブランド課長の出口でございます。和気議員の再質問にお答えいたします。
先日の御質問に関係するんですけど、今ちょっと少しだけ触れさせてもらいましたビッグデータを使って分析をしてですね、どういったコース、どこから来て宇佐神宮行って、道の駅できればそこも分かるわけですけども。その中で、事業採択されたばっかりなんですけども、QRコードを読み込んでですね、そこからこういうところがありますよというような紹介をするという、これは実証なんですけども、そういった実証を行ったときに、果たしてそのとおりに流れが動くのかというような、実証の事務も入っております。
そういったことで、基本的には、そういった立ち寄る先が分析できればですね、そういったところに、やはり観光パンフを主体にですね、こういったところありますよとかいうのを置いていきたいと思いますし、スマホを使った分がどれだけよくなるかというのも、また、それは今後研究する材料かなというふうに思っております。
以上でございます。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)宇佐市の観光サイトを見ますとですね、六郷満山コースとか、コースごとにコンテンツがつくられています。こんなにいいものがあるんだな、これを利用すればいいんじゃないかなと思って、それ開いたらですね、紙ベースなんですね。PDFになっています。それだとちょっと厳しいかなと。
例えばその中に地図も書いていただいているんですけれども、その地図をクリックすればスマートフォンのマップにですね、反映されるとか、そういった形で、車やバイク、そういった方たちが、宇佐市、また豊後高田市、国東市と流れていけるような観光ルートの設定が必要なのではないかな。今の時代ですね、そういったものが必要になってくるのかなと。PDFを見ても、拡大すればちょっと画像が粗くなったりですね、そういったことも考えられますので、その辺も協議していただければなというふうに思っているところです。
そしてもう一つですね、情報発信について一つ提案がございます。道路利用者に対する国道沿いの看板、そして、そういったインフォメーションは大事なものになるのかなと思います。旬な特産物やイベントの告知、そしてまた災害時の災害情報など、多様な情報発信機能になると思いますが、計画に盛り込まれていますでしょうか。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
道路上にですね、例えば電光掲示板とかデジタルサイネージみたいな形で、普通の観光等についての情報発信というのは、今考えておりませんが、通常今よくあります道路上に通行止めのお話であったりとか、「この先、雪により例えば峠が越せないよ」とかいう、そういった話の看板等については、今後防災倉庫等防災拠点をつくりますので、そういった分については国と協議をさせていただこうと思っております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)防災倉庫、そういったところにはですね、中に入りますので、やっぱりちょっと難しいかなというふうに思いますが。
あの交差点にですね、私のもう自宅の目の前ですが、豊後高田市の大きな観光案内看板があります。定期的に内容が入れ替わっています。非常にいいんですね。目立ちますし、あの看板のおかげでうちの自宅は全く見えないような状態になっていますけれども。あの看板に負けないようにですね、やはり今回せっかくいい施設を造ろうと宇佐市が頑張っていますので、道路沿いの看板というのは非常に目を引くのではないかなというふうに思っています。
何が目玉なのか、何がこの道の駅に訪れるきっかけになるのかというものを、やはり旬に切替えていくことも大事なのかなというふうに思っているわけでございます。
ちょうど道路が改良されたところの、ちょうど背になるところがイベントスペースになっていますよね。あのイベントの告知も大事なんじゃないかなと思います。大きな横断幕をつけてもいいですし、イベントのときは。そういったことも、ぜひ考えていただけないかなというふうに思っております。
それだけではなくてですね、道の駅の情報だけではなくて、子育て支援や移住促進など、宇佐市に移り住んでいただけるような情報も併せて情報発信できる機能も、活用していただければなというふうに思っておりますので。これは要望として申し上げておきます。
次の再質問に移ります。
五点目は、地域連携についてです。非常にこれが大事なことになると思っております。答弁でも、広域的な連携を図る必要があるというふうにおっしゃっておりました。この場所はですね、豊後高田市への玄関口になります。六郷満山観光へつながる重要な拠点になる施設になると思っております。
観光や特産品販売について、近隣市にどのようなアプローチをしているか、お伺いいたします。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
道の駅につきましては、まず一つの市の登録になります。今現在宇佐市のほうで予算化をして宇佐市で取り組んでおりまして、まず道の駅を計画するに当たって近隣市との調整を、私のほうと当時の担当と一緒にですね、出向いていろいろ協議をさせていただきました。
その中で、中に入る施設に関しては、非常に魅力的で隣の豊後高田市のほうも道の駅を造りたいけども非常に難しいと。道路管理者のほうとは難しいということで計画を断念されたという話は聞きまして、その当時の……。ただ、中に入るものについては、入らせていただければありがたいねというお話は聞いております。
ただ、まだ今は宇佐市でまず考えて、宇佐市の中の特産品と宇佐市をPRしたいと。まず、市の情報発信の一つの大きな拠点としてですね、整備をしたいということで考えております。
ただ、中津市の今ある道の駅も、中津市だけの情報では足りないということで、いろいろ情報も含めてですけど、あと農産物等についても、中津市だけの農産物では足りないということで。非常に売上げがよくて物が足りないという声を聞いておりますので、宇佐市も、今度できましたら、近隣市からの多くのそういった特産品、また農産品等も中に入るような形を取れて、大きく情報発信できればとは考えております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)人口減少がですね、止まらない時代に、広域的な連携は避けられないと思っております。むしろ積極的に協力を求めていくことが大事になるのではないかなというふうに思っております。
まず、大事なことをですね、やはり見逃さないようにしていただき、また、いろんな面で協力が得られるかもしれません。宇佐市にとっても利益があることになるかもしれませんので、ぜひそういったことも積極的に考えていっていただきたいと要望いたしまして、次に、六点目の防災機能について、再質問いたします。
災害が発生した際、駐車場が道路利用者の一時避難場所として利用され、周辺住民の方は物産館が一時避難所として利用できるという答弁の内容だったと、一部がですね、利用できるという答弁の内容だったと思いますが、大規模災害の場合、一時避難場所となり得ない可能性も出てくるのではないかなと思いますが、そういった場合はどのようにお考えしているのでしょうか。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)まず道の駅につきましては、大規模災害時に特に発揮ができまして、そういったときにまず自衛隊等の基地となりまして、そこから多くの物資等の配路であったり、また救済のための活動の拠点となり得ます。
ですので、そこに駐車場スペースには、もし長期的な災害等になったときには、仮設の住宅を建てたりとか、そういったことにもなろうかと思いますので、様々な考え方ができるかと思っております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)避難所としてですね、活用できるように考えており、災害時の防災トイレ、非常食、毛布等の備蓄も予定しているというところなんですけれども、大事なライフラインについて、水や電気の備蓄、そういったものは考えていますでしょうか。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
水やライフラインにつきましては、水につきましては、まず貯水槽、受水槽がございます。また、そこをタンクとして足りない場合には、車でまた運んでいくといった形になろうかと思いますし、また、浄化槽がありますのでトイレ等も使えますし、防災トイレを数を設置するようにしております。
また、あと発電等につきましては、様々な考え方がございまして、今学校等でも設置をされているかと思いますけど、ガスを利用した発電機であったりとか、あと、いろんな発電機能の施設を造るといった形も可能でありますので、市の防災担当のほうと今協議をしながら、防災エリアの中、防災倉庫内にそういったものを備蓄するといった形で取り組んでいこうということで今計画をしているところであります。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)分かりました。
先般九月議会の一般質問で、防災道の駅の認定について取り上げました。今回の道の駅は防災倉庫をはじめ、多くの防災関連が計画されており、避難所として扱えるスペースが、しかしありません。新たに創設された国の交付金が利用できる制度を活用しながら、足りないものを補える施設の計画を国に提案してみてはどうかなというふうに思っております。これは要望でございます。
次に、七点目の再質問に移らせていただきます。
道の駅で地域の活性化が期待できる反面、対策怠ると迷惑施設になるおそれもあります。地元説明会の中でも心配されていた周辺住民への騒音対策についてお伺いいたします。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
騒音対策につきましては、まず地元説明会をした際に、そういったことを言われました。その中で、まず大型車については、大型車のほうが音が大きいので、大型車を奥のほう北側のほう、農地が多い畑側のほうに設置をすると。手前側に乗用車を設置しようという話で、地域の方と説明会をさせていただきました。
その中で、駐車場の中に音を大きくする車が入ってきたりしたときには困るということをありましたので、そういったときにはパトロール等公安委員会と協議をしながら、定期的なパトロールをしていただいて、騒音公害の起きるような暴走行為をするような人たちの排除、そういったところの取組をしましょうというお話をさせていただいたところでございます。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)分かりました。
また、農業者の皆様が気にされているのは排水の問題です。先日行われた地元説明会の中で、現在三本の配水管があの土地に入っております。それを一本に集約するとの説明を受けましたけれども、生活排水もある中、無理に一本に集約しなくてもよいのではないかなというふうにも考えておりますが、その辺はいかがでしょうか。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
まず、三本ある水路がございますが、その三本の大きさが六十センチであったりとか、一メートル弱のものが三本ございまして、そういった小さいものであれば、もし詰まったときには中に入れなくて維持管理が難しいと、距離も長いので。
それを国のほうが、もし地域の方の了解得られれば、大きな約一メートル二十センチと二メートル幅の非常に大きなボックスに変えようかという御提案がございまして、この前説明会をさせていただいたのですが、やはり小さくても三本あったほうがいいのか、そこら辺はまた地域の方と協議をさせていただきながら、より維持管理がしやすくてスムーズに流れる方向を考えていきたいと思っております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)ありがとうございます。その答弁が聞きたかったわけですけれども。いずれにしても大切なのはですね、地元住民の理解と協力がなければ、本当にいい施設ができないと思います。工事に着工する前にですね、地元住民への丁寧な説明を何度も何度も繰り返しながら、お願いしていただきたいと思っております。
それでは、一項目め最後の八点目の稼ぐ道の件についてですが、冒頭、全国におよそ一千二百か所の道の駅が創設されていると申し上げました。しかし、その多くは赤字経営の道の駅がほとんどだと聞いております。中には、年間十億円以上もの売上げを上げている道の駅もありますが、一億円に満たないところも数多くございます。
本市は基本計画の中で、農産品の売上げを四億円と推定しておりますが、その根拠をお聞かせください。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
まず四億円の根拠につきましては、本道の駅を計画する際に、まず交通量調査、そして近隣市とのデータ等を参考にさせていただいております。まず、国のほうがつくっております休憩施設設計要領、また交通センサー等の交通量を考えまして、ここの交通量が一日、平成二十七年度でございましたが、約一万四千台ということであります。
その客単価というのが、当時でありますが、一千二百五十円。今現在、中津のほうの道の駅の一人の客単価は一千七百五十円と、非常に単価は上がっております。そういった形で、まず一千二百五十円で計算した交通量の中の、そこに寄る方のうちの人数等を考えまして四億円といった形で算出をさせていただいております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)理解がちょっと難しいんですけど。一万四千台通って寄る方の選出というのはどのように計算したのかなというのがちょっと分かりませんが、しかし、いいと思います。
赤字運営の道の駅の場合ですね、大事なのはほとんどがですね、見込み違いなんです。その見込みの設定の問題が挙げられていますので、大事なところだと思うんですね。やっぱり行政が四億円というふうに大きく数字を示してしまえば、そこに対しての仕入れやコスト計算、そういったことも関わってきますので、その辺はやっぱり慎重にしっかりと調査していただきたいなと思っています。
それによって維持経費を、コストを膨らませてですね、見込み違いの結果運営に負担を課してしまい、無理して運営してしまうという構図が出来上がってしまいますので、そのような際は抜本的に変えていかなければなりません。もしかすると管理運営事業者も新しく変えていかなきゃならないというような状況にも陥ってきますので、最初のスタート時点でですね、しっかりと厳しい見積りをしていただければなというふうに思っております。
もちろん管理運営事業者の力量もございます。わざわざ行きたくなるような仕掛けも大事になってくると思います。そこで、稼ぐ道の駅として、物産館だけではなくてですね、テナント店舗や収益性のあるものを考えていますでしょうか。
◯副議長(井本裕明君)土木課長。
◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。
まず、すみません、四億円につきましては、農業所得者、そちらで売上げた総売上げでございます。ですから、その中から手数料等を取って、そこでもうかっていただくというか、管理運営していただくということで、そこで四億円を丸々もうかるということではございません。すみません。
そのほかに、今言いました、そこではイベントスペース等がございますので、その中で軽トラ市であったり、地域からの要望がございましたので、そういったものをやっていただいたり、常にイベントをやるということが大事でありまして、週末に何か必ずあそこに行けばいろんなイベントがやっていると。そこで人を集客できる何らかのイベントというのが重要だと思っておりますので、今後そういった関係機関と協議をしていきたいと思っております。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)あの道の駅に行けばですね、あれがあると。目玉になるお土産や食材、ほかにはない取組やコンテンツなど、引き出しにあふれんばかりのアイデアを詰め込んでもらい、いつでも引き出せるようにしておいていただきたいと思っております。
以前にも道の駅を取り上げた質問を行ってきましたけれども、時期的にまだまだかなというふうな感じもありまして、今まで温めてまいりました。また一年計画が延びてしまいましたが、今回一般質問に取り上げた大きな理由は、地元の皆様の関心度が高いからです。それだけこの事業に対する期待と不安があると思います。
もしかしたら、工夫次第で地域に人を呼び込む入り口になるかもしれませんが、失敗すると自治体のお荷物施設になる可能性もあります。自治体のお荷物になってしまうかもしれませんが、ならば、何度も何度も人の流れをつくるキラーコンテンツを多くの人を巻き込んでつくり上げていく時間が必要なのかなというふうに思っています。
本市や地域、そして市民にとってすばらしい道の駅ができることを心から願い、次の再質問に移ります。
宇佐駅についてでございますけれども、時間がもう残り少なくなってまいりました。
以前から地元市議会議員団、そして市長も要望に行っていただいたことがございます。答弁の中で、継続的にですね、要望を行っていくというような答弁がございましたが、どのような継続的な要望を今現在行っているかお伺いいたします。
◯副議長(井本裕明君)総合政策課長。
◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。和気議員の再質問にお答えいたします。
答弁にありましたが、知事をトップとするですね、県の期成会がございます。これは毎年この冬の時期でございますが、JRそして国土交通省九州運輸支局にですね、要望活動を毎年行って、市からもですね、担当者が参加して、バリアフリー化等についてですね、なかなか厳しい部分あると承知していますが、根強く要望活動を継続しているところでございます。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)分かりました。
二点目の観光面についてですね、連携整備ができないかというところでございますが、これせっかく道の駅が計画されているわけでございます。やっぱり連携する必要があると思うんですね。
その中で、やはり道の駅の計画とともに宇佐駅とのつなぎ、そういったパイプ、そのパイプの部分をですね、やっぱり、しっかり大事につくり上げていくことが必要なのではないかなと思うんですが、今まで協議の中で出てきた内容が分かれば教えてください。
◯副議長(井本裕明君)観光・ブランド課長。
◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)再質問にお答えいたします。
ちょっと物理的な話、つなぎになりますけども、答弁に申し上げておりますけども、まず道の駅で自動車で来られる方は別ですけども、駅を降りて、道の駅を観光発信拠点として、そちらに行っていただかないといけないわけですけども、申し上げましたように、ここで四百、五百ぐらいありますでしょうか。ちょっと正確には分かりませんが、歩いて行けない距離ではないんですけども、やっぱり荷物とかあると厳しいだろうというふうに思いますので、ありましたように移動手段ですね、どういったことができるのかというのを今、研究はしていると。
財源もかかることでございますので、今の時代いろんな電動の何か無人とかですね、ございますので、どういったものができるのかというのは、今研究しているというところでございます。
以上でございます。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)ぜひ研究を続けてですね、道の駅がスタートと同時に、いろんなものが「便利になったあそこに行ってみよう」、「いつもは車で行くけど、今回電車で行ってみようよ」というような流れができることを願って、次の質問に移りたいと思います。
三点目のバリアフリー化についてでございます。これ、七項目ぐらい多分バリアフリー化があったんじゃないかなというふうに思っておりますが、ホームドアは別として。その中で止まっているものは何か、お分かりでしょうか。
◯副議長(井本裕明君)総合政策課長。
◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。
七項目ほどございまして、一番大きな段差の解消ですね、これにつきましてはスロープの設置、ホームかさ上げ等はできておりますが、エレベーターがまだ実現できていないというところでございます。
また、あと障害者用のトイレ等がですね、整備できてないというふうに認識しております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)なかなかJRとの協議の中でですね、利用者の関係もありますけれども、一番大きいのはエレベーターの設置ということになるんですけれども、国交省は二〇二五年までにエレベーターの整備率を一〇〇%にしたいというふうに発表しております。一日二千人以上の駅でも整備を進めると公言しております。
宇佐駅の場合は二千人に満たない駅なんですけれども、大事なのは地元の要望と行政の熱量だと、私は思っております。以前から市長もですね、前向きに考えて非常に取り組んでいただいてですね、何とかエレベーターの設置に向けてということをよくおっしゃっていただけるんですけれども、それがもし時間がかかるのであれば、今、宇佐駅のトイレが非常にちょっと、汚いというか利用しづらいトイレになっています。
そこについて、市のほうでですね、何かてこ入れができたり、洋式化の関係もありますし、観光で訪れたお客様がですね、「宇佐駅のトイレ気持ちよかったよ」と、「駅は小っちゃいけど、トイレはきれいだったね」というような流れになっていただけないかなと思いますが、その辺についてお考えがあればお聞かせください。
◯副議長(井本裕明君)総合政策課長。
◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。
トイレですね、確かに客観的に見てですね、なかなか観光拠点駅として、もう少しというところはございます。ただ当然、駅舎の中のトイレでございますので、一義的にはJRのほうにということで要望活動を行っているところでございますが、なかなかコロナ禍の影響もあって収益厳しい中で、実現に至ってないというところでございます。
ただバリアフリー法の中ではですね、一定程度、行政の関わりということも求められております。今回、議員からも多方面にわたって御要望いただきましたので、トイレ云々というよりも宇佐駅をどうするかというところに関してですね、庁内の中で関係課と連携しながらですね、方向性を見いだしていきたいなと思っております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)和気伸哉君。
◯七番(和気伸哉君)ありがとうございます。なかなか厳しいハードルだと私も思っております。しかし、この要望をずっと継続していただいている宇佐市と地元住民が絆が切れないように、そしてともしびがですね、消えないようにしていただきたいと思います。
これからも継続的な要望を、強く要望いたしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
◯副議長(井本裕明君)以上で和気伸哉議員の一般質問を終結いたします。
ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで昼食のため、暫時休憩をいたします。なお、再開は十三時といたします。
それでは、暫時休憩いたします。
休憩 午後零時〇一分
──────────────
再開 午後一時〇〇分
◯副議長(井本裕明君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
一般質問を続行します。
六番 川谷光紹君。
◯六番(川谷光紹君)皆さん改めまして、こんにちは。六番 求道会、川谷光紹です。
もう恒例になりましたが、一般質問の前に少しだけお話をさせていただければというふうに思います。宇佐市の冬にとって、十二月恒例の行事は「お取り越し」です。本来「お取り越し」というのは、一月十六日、親鸞上人の御命日、御正忌報恩講を年の前に行うから「お取り越し」というふうに呼ばれております。
この中で大事なことは、恩とは返すものではなくて、ただ報ずるもの感謝するもの。恩はいただいて返せるものではない。ただ、いただいた恩というのは、ただただ感謝するだけですと。今年一年、皆さん方からいただいた多くの御恩に感謝をしながら、十二月議会の一般質問を始めていきたいと思います。
今日から四日市商店街では、多くの方々からの御恩をいただいて、「お取り越し」の行事が一年半ぶりに行われます。寒い中ですが、明日、土曜日の夕方六時には、四日市で初めての打ち上げ花火が長洲地域の皆様方の御協力の下、打ち上がります。そして、その前には是永宇佐市長が、皆さん方の心を温める歌を歌っていただけるということですので、ぜひよろしくお願いいたします。
それでは、皆様方の心に願いのともしびがともりますように願いながら、一般質問を始めていきたいというふうに思います。
一項目め、地域のためにの一点目、周辺地域では、まちづくり協議会が設置され、校区ごとに特色のある取組や、安全に安心して暮らせる地域づくりが行われている。一方で、都市計画地域でも様々な地域課題を抱えている。都市計画地域でも特色のある取組を実施し、地域の課題を解決するために、アーバンデザイン会議が中心となってまちづくり協議会を設立すべきでは。
二点目、携帯電話は生活に欠かせないものとなった。その一方で、神奈川県鎌倉市や宮崎県小林市などでは、携帯電話等基地局の設置に関する条例が制定されている。市民の安心・安全のために、宇佐市でも同様の条例を定めるべきだと考えるが市の認識は。
三点目、国土交通省自動車局旅客課が令和三年十月二十九日に発出した一般乗用旅客自動車運送事業における相乗り旅客の運送の取扱いについての通達により、本年十一月一日よりタクシーの相乗りサービス制度が導入された。相乗りサービスの利用者に市が補助金を出すことで、費用対効果が低くなっているコミュニティバスの路線や、路線バスが通っていることでコミュニティバスを走らせることができない地域でも、公共交通が確保できるように取り組んではどうか。
二項目め、子供たちのためにの一点目、幼児保育施設と小学校の連携がますます重要となっているが、市での取組状況と課題は。また、今後の方針について伺う。
二点目、小規模小学校で、ICTを活用して他校との交流や学習の機会を確保していると聞く。宇佐市内での具体的な取組事例について伺う。また、今後の機器の更新についてどのように検討しているのか。
三点目、学校の規模・配置等に関するアンケート調査を行ったが、結果を受けて、市ではどのような取組を行っているのか、現在の状況を伺う。
四点目、将来の世代のために、ゼロカーボンシティ宣言やベビーファースト宣言などが行われているが、宣言に至るまでの庁内での取決め方法は。また、ベビーファースト宣言の具体的な取組内容についてお伺いいたします。
明瞭簡潔な答弁をお願いいたします。
◯副議長(井本裕明君)それでは、川谷議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
まず、宇佐市長 是永修治君。
◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えをいたします。
二項目め、子どもたちのために、についての四点目、ゼロカーボンシティ宣言の取決め方法についてでありますが、市では環境基本計画をはじめ、平成三十年には地球温暖化対策実行計画を策定するなど、地球温暖化対策に取り組んでおります。近年、地球温暖化につきましては世界的問題となっており、市としてもさらなる取組の必要性から、令和二年十一月に県下では初めての「世界首長誓約」に署名をいたしました。首長誓約では、行動計画の策定や進捗管理を行い、温室効果ガス排出量削減目標についても、国の目標を上回るものとなっております。
ゼロカーボンシティ宣言の取決め方法については、市の地球温暖化対策実行計画に合致する内容であり、広く市民の理解をいただき、計画をより実効性あるものにするため、令和三年六月議会「施政方針」にて表明したものであります。
次に、ベビーファースト宣言の取決め方法についてですが、市では令和二年三月に第二期子ども・子育て支援事業計画を策定し、「宇佐市で出産し、宇佐市で子育てをしたい」と思っていただける環境づくりに取り組んでおります。一方、日本青年会議所では子供を産み育てやすい社会の実現に向け「ベビーファースト運動」を展開しております。市では、この運動が本市の計画に合致することから賛同し、八月に県下で二番目に「うさの子育てここで応援しています」と宣言いたしました。
具体的な取組としては従来からの四十五事業に加え、本年度新たに高校生の入学祝金や医療費助成を拡充するなど、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援の充実に努めております。
以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。
◯副議長(井本裕明君)次に、二項目めの子供たちのためにの二点目を教育長 高月晴彦君。
◯教育長(高月晴彦君)皆さん、こんにちは。教育長の高月でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えします。
二項目め、子どもたちのために、についての二点目、ICTを活用した他校との交流や学習の機会についての市内での具体的な取組事例と今後の機器の更新についてですが、ICTを活用した具体的な取組事例としましては、近隣の小学校が「総合的な学習の時間」等で学んだことをオンラインで互いに発表し合ったり、合同で実施する社会見学や修学旅行の事前事後の学習を行ったりしております。
また、学校規模にかかわらず支援学校や他県の小学校と交流を行った小学校や、大分大学の教授の技術科の授業をオンラインで受講した中学校など、ICTを活用した交流は各校で進められております。
ICT機器の更新につきましては、タブレット端末を含め周辺機器についても、今後定期的な更新を計画的に行っていく必要があります。多額の予算が必要なことから、全国都市教育長協議会を通じてICT機器の整備、更新、保守管理等に係る経費補助などの財政措置について国に要望しているところであります。
以上で答弁を終わります。
◯副議長(井本裕明君)次に、一項目めの地域のためにの一点目及び三点目を、総務部長 祥雲弘一君。
◯総務部長(祥雲弘一君)総務部長の祥雲でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えをいたします。
一項目め、地域のために、についての一点目、都市計画地域でも、地域の課題を解決するためにアーバンデザイン会議が中心となって「まちづくり協議会」を設立すべきでは、についてですが、市では、平成二十年度から周辺部対策の一環として、少子高齢化に伴い集落の機能低下等が危惧された安心院・院内地域を先行して、地域課題の解決と活性化について自ら考え実践する新たな地域コミュニティ組織の設立を推進してまいりました。平成二十四年度からは宇佐地域にも広げ、現在十九の小学校区で組織化されています。
また、平成二十一年度には新しい地域コミュニティの在り方などを記した指針として「市地域コミュニティビジョン」を策定し、各組織においてこのビジョンに沿った独自の「まちづくり計画」により課題解決に向け、様々な取組が実施されております。
市といたしましても、このような取組は市内中心部においても有効であり、将来的には市内全域に地域コミュニティ組織の形成を目標としていることから、今後市内中心部の実情に応じた地域コミュニティ組織の形成に向けた取組を推進してまいります。
その際には、地域住民はもとより、校区区長会をはじめアーバンデザイン会議など、地域課題の解決や地域活性化に向け積極的に活動されている様々な団体が、中核的な役割を担って参加していただくことが必要不可欠と考えております。
三点目、新たに導入されたタクシーの相乗りサービス制度を活用して公共交通の確保に取り組んではどうかについてですが、本制度は、まだ導入から間がなく、十分な情報を得ることができておりません。しかし、現時点での情報から分析すると、国が定める利用方法は、スマホのアプリを使用し、不特定な方の相乗りを可能とするシステムであることから、情報通信機器に不慣れな高齢者の利用が一般的な周辺部において、公共交通の代替手段として導入することは、容易ではないと感じております。
また、利用料金も距離や人数によって大きく変わることが危惧され、利用者の不安が払拭できにくいことも想定されます。
しかし、御指摘のとおり、現状のコミュニティバスや路線バスは、費用対効果などにおいて大きな課題を抱えており、工夫次第では、地域の実情に合わせた柔軟な活用方法が見いだせる可能性がありますので、今後取組を予定する市地域公共交通計画策定作業の中でも、調査研究してまいります。
以上で答弁を終わります。
◯副議長(井本裕明君)次に、一項目めの地域のためにの二点目を、市民生活部長 加来 定君。
◯市民生活部長兼市民課長(加来 定君)皆さん、こんにちは。市民生活部長の加来でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えします。
一項目め、地域のために、についての二点目、携帯電話等基地局の設置に関する条例を定めるべきではについてですが、平成二十二年に鎌倉市が、平成二十六年には小林市が、携帯電話基地局の設置をめぐる住民と事業者間の紛争を未然に防ぐために条例を制定したと聞いています。
携帯電話は今や住民生活に欠かせないものとなっており、携帯電話基地局の新設や改修についても重要なインフラ設備であると認識しています。
一方、携帯電話基地局設置に当たっては周辺住民の理解も重要です。携帯電話基地局などは、総務省の「電波防護指針」の基準値を満たしたことを確認した上で設置すること、また、建築基準法施行令により高さ十五メートル以上の工作物の築造については確認申請が必要であることから、構造物としての安全性も確保されていると認識しており、現時点での条例の制定は考えていません。
以上で答弁を終わります。
◯副議長(井本裕明君)最後に、二項目めの子供たちのためにの一点目及び三点目を、教育次長 上田誠之君。
◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)皆さん、こんにちは。教育次長の上田でございます。六番 川谷議員の一般質問にお答えします。
二項目め、子どもたちのために、についての一点目、幼児保育施設と小学校の連携がますます重要となっているが、市での取組状況と課題、今後の方針は、についてですが、幼児期の教育・保育から小学校教育への円滑な接続を目的とした連携は、子供の学びや必要な支援を切れ目なくつなぐためにも重要なことです。
市教育委員会においては、これまでも幼保小連携研修会等を開催し、連携を深めるための取組を推進してまいりました。また、各校においては、幼児教育・保育施設との交流や連絡会を通して、教育・保育内容について相互理解を深めたり、切れ目のない支援に向けた具体的な取組について共有を図っているところです。
現在、幼児期の教育から小学校教育への接続推進を目的とした「市幼児期の教育振興プログラム」の策定を進めているところであり、今後も、市内の幼児保育・教育施設と小学校が共通認識の下で子供の育ちをつなげられるよう、連携を深める取組を推進してまいります。
三点目、学校の規模・配置等に関するアンケート調査を行ったが、結果を受けて市ではどのような取組を行っているのか。現在の状況は、についてですが、市公立学校適正規模及び適正配置等検討委員会では、令和元年度より市が目指す教育方針や児童・生徒数の推移など、学校を取り巻く現状を認識した上で、子供たちの教育環境をより一層高めるための学校の在り方について、慎重に議論を重ねてきました。
これまでは、市教育委員会として「学校の規模や配置等に関する基本的な方針」の案を提示するとともに、アンケートの結果も踏まえた上で委員より様々な視点・角度から御意見や御指摘をいただいてきました。
しかし、学校の存続や統合に関しては、教育的観点だけではなく、それぞれの地域の様々な事情を総合的に考慮して検討しなければならず、大変デリケートな課題であるため、全ての学校に対して画一的な方針を定めることは難しく、一定の方向性を得るには至りませんでした。
そのため、まずは「指針」という形で検討委員会としての基本的な考え方をまとめ、今後の向かうべき方向性を示していただき、これを基に教育委員会としての方針を定めてまいりたいと考えています。
そこで今年度については、十月に検討委員会を開催し「学校の規模、配置等に関する基本指針(案)」について議論したところであり、今月にも再度開催を予定しているところであります。
以上で答弁を終わります。
◯副議長(井本裕明君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。
六番 川谷光紹君。
◯六番(川谷光紹君)それでは、一項目めの一点目については、最後に質問をさせていただきたいと思います。二点目から行っていきたいと思います。どうぞ御協力よろしくお願いいたします。
まず二点目の、この携帯電話の基地局というのはですね、実はこれを出す、この一般質問に至ったきっかけが、四日市地区で今、民間の会社しかないわけですけれど、五Gの電波と、五Gのアンテナの基地局設置での心配から、こういった声が出ました。
ただ、五Gはですね、これからの車の自動運転、特に高齢者が増えたときのですね、車の自動運転化であったりとか、医療の先進技術を例えば地方に遠隔操作で行ったりとかですね、もありますし、本当に五Gの機能というか性能を必要としているのは、周辺地域のほうが実は必要としているんじゃないのかなというふうに自分は思っているところです。
また、五Gのアンテナというか電波が届かなければ、恐らく若い世代、中学生・高校生世代にとっては魅力のない地域にもなりかねないというふうには心配しています。ただですね、やはり健康被害というのは、便利性や経済性と比べてはならないものだというふうに思っています。
そういった観点に立ったときに、やはりまだ諸外国では五Gの導入にまだ慎重な国もあるようですし、拙速なというか十分な説明がないまま建設がされないように、地域での説明会を求めるような、地域で説明会をして地域の方に同意をいただいてから設置をする。当然十人いて十人が全員設置賛成ということはならないと思うんですけれど、説明だけはしっかりと行って、大方の同意は得てから設置をするようにしなければならないのかなというふうには思っているところです。
というのもですね、最後に印鑑を押すのが、そこの会社の場合、区長さんの印鑑だったんですよ。これ、もし区長さんが何も地域の方々に説明をせずに、自分で印鑑を「いいよ」って押した後で「何であんなところにアンテナが立ったのか、五Gのアンテナが立ったのか」って地域の問題になったときに、区長さんがもう一人で、その荷を背負わないといけなくなるんです。
だから、そうなったときには、ただでさえ町部は区長さんの成り手が少ないので、区長さん方にですね、そういった責任はみんなで分け与えていただけたらなというふうに思って、説明会等を求めるような条例を定めてはどうかというような質問の内容でした。
ちょっとこの説明を受けてですね、今回、条例の制定は考えてないということですが、先日の高橋議員でもやはりメガソーラーに対しての質問がありました。やはり、経済性と利便性と健康性、やはりそこのバランスを取っての、きちんとした説明をする機会が必要だというふうに思っていますが、改めて私の思いを述べた上での市の見解を伺えればというふうに思います。どうぞ、よろしくお願いします。
◯副議長(井本裕明君)生活環境課長。
◯生活環境課長(河合長彦君)生活環境課長の河合でございます。川谷議員の再質問にお答えいたします。
川谷議員御指摘の部分に関しましては、私どももちょっと調べてみました。先ほど言った小林市とか鎌倉市とかの条例も拝見させていただきました。
川谷議員が言うように、今後ですね、デジタル化というのは少子高齢化・過疎化という問題を解決する一つの大きなツールになるというふうに考えております。ただ一方、健康不安に思っている方がいらっしゃるということも事実でございます。
川谷議員が言われたことの復唱になるかもしれませんけれども、そのバランスを取りながら、よりよいまちづくりを皆さんで考える機会ができればなというふうには思っております。
ただ一方でですね、先進地の意見をちょっと御紹介させていただきますと、一部地域でですね、その条例化をしたがために、一部でも反対意見が出れば、その携帯会社はそこに基地局を置かないと、情報の取得の孤立を生みかねないという事態も発生しているというふうに、一部自治体では言っておりましたので、その辺の状況を加味すると、今の段階での条例化はどうかなというふうには思っております。
ただ、議員さんが言われる不安になるという方がいらっしゃるというのも事実ですので、それを寄り添える仕組みをどうやってつくるか、また関係各機関とも連携し合いながら、そういった仕組みをつくっていけたらなというふうに考えております。
以上でございます。
◯副議長(井本裕明君)川谷光紹君。
◯六番(川谷光紹君)特に宇佐のような山間地域での物資の配達とか、緊急時避難、災害時もそうなんですけど、ドローンでの物資の配達や薬の配達等も考えたときには、やはりこういった通信施設というのは必要だというふうに私自身は思うわけですが。
やはり健康という何ものにも代えられない、ただ一つだけの大切な命なので、そのことについては、やはり大事な問題だと考えながら、今後とも検討はぜひ続けていっていただきたいなというふうには思うところです。
少なくとも勝手に立てたりすることがないようにですね。区長さんが印鑑を押すときに、区長さんはせめて班長さんたちに「こういったのが来ているんだけど、どうかな」という。印鑑を押す前に相談できるようにですね。勝手に地域に何も連絡なしに、いつの間にか立ってた。あれは何ができたんだというのを、区長さんすら知らないような状況はですね、ぜひやめていただきたいなというふうには思っています。
それでは三点目、タクシーの相乗りサービスについてなんですが、今回デマンド型の交通が実証実験で行われるということですので、それによってデマンド型の実証実験での目的というか、どういった効果がデマンド型で得られるというふうに今、担当課で理解しているのか、答弁できたらお願いします。
◯副議長(井本裕明君)総合政策課長。
◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。川谷議員の再質問にお答えいたします。
今想定しているメリットとしてはですね、やはり、まず現状コミュニティバスの課題ですね、やはり調査しますと、行き一便、帰り二便体制でございますが、帰りに関しては、やはりばらつきがあってですね、多いところでは七割程度が無人のままですね、走行しているというような状態がございますので、そうした、いわゆる経費の無駄的な部分をですね、省いて、それを新たなサービスに持っていけないかなというところが一点でございます。
もう一点は、やはりどうしてもコミュニティバス始めたときに比べて、やっぱり高齢化が進んで、元気な方も、今まで乗れた方がやっぱりバス停まで足が遠いとですね。そうした交通弱者が増えておりますので、そういう方々を、今の定路線では救えない方をいかにして救っていくかというテーマで取り組んでおります。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)川谷光紹君。
◯六番(川谷光紹君)もう地域の方々とのですね、十分な連携とか説明をしながら、お互いに意見交換をしながら進めているというふうにお伺いしています。
ぜひ、ここは成功してですね、このコミュニティバスが、今一人乗るのに数千円、下手したら五千円、六千円って一人乗るのにかかっているような路線を効率的に運行することで、浮いた予算等があればですね、そういったのを活用しながら、ぜひ町の中心部……。路線バスが走っているからこそコミュニティバスが運行できない。
特に南小校区では大きなスーパーがなくなってしまってですね、上町や常徳の高齢者の方々が……。小菊はコミュニティバスが逆に走るようになって、すごく感謝しています。でも、上町や常徳の高齢者の方々が、やはり歩いて買物まで行くのがとても大変だ。そして、荷物を持っての帰りもまた大変だというふうにお伺いしています。
やっぱり三か月に一回とか半年に一回とか、よく御挨拶に行くと、それまで、半年前までは元気でいたのに病気になられて、それからもう急激に体力がなくなられて、買物に行けなくなってしまったというような話も聞いたりしますので、ぜひ市の中心部こそ、もうできれば一人割り勘にすれば数百円で行けるようなところであれば、タクシーの三人目、四人目を宇佐市が乗りますとか、御近所の方二人が乗ってもらえれば、一千円のところであれば宇佐市が三百円を出しますとか、何かそういうような取組で気軽にできたらなと思います。
ただ、年金生活の方にとっては、百円、二百円というお金が大きなお金だというふうにも感じていますので、これは長い課題というか大きな課題ではあるんですが、やはり目の前の課題、目の前で起きていて今解決しなければならない問題でもあるわけです。実証実験を行いながらですね、先の未来も見通して、ぜひ計画をしておいていただけたらなというふうに思います。よろしくお願いします。
それでは、二項目め、子供たちのためにの一点目です。
幼児教育の施設の連携ということで、切れ目のない支援というのが今非常に大事になっています。これ、小学校と幼保小連携の中で、幼稚園・保育園・こども園の中での一番の接続の中での課題というのはどういうふうに今、教育委員会では捉えていますか。
◯副議長(井本裕明君)学校教育課長。
◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長の上田です。川谷議員の再質問にお答えします。
課題としましては、例えば卒園して小学校に入学した子供たちが、学校生活や雰囲気になじめずに落ち着かない状況が続く、いわゆる小一プロブレムの問題等もですね、全国的には言われているところですし、そういう問題を解決するために保幼小の連携、実際にその共通理解が十分できているのかというところがですね、課題として挙げられると考えます。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)川谷光紹君。
◯六番(川谷光紹君)小学校での学びと幼児教育、幼児保育施設での学びの一番大きな違いがあるんです。それは幼児保育施設というか、教育施設は遊びとか、いろんな体験経験を通して、その中からいろんな学びや気づきを得ていくんです。ただ、その一方で小学校に入った途端に、机に座って教科書や黒板を中心とした授業に変わっていく。ここが一番大きな課題だというふうに私は考えています。
なので、ぜひ宇佐市では、全国的にも今そういう流れであると思うんですけれど、例えばですが、半年は幼稚園と保育園のやり方・こども園のやり方と小学校、今までの教育のやり方をつなぐような取組が必要だなと。そのためには、それぞれ小学校の先生や幼稚園・保育園・こども園の先生方との意見交換が、十分必要だなというふうには思っています。
なので、そういった中で今度、市幼児期の教育振興プログラムというのがつくられていっていると思うんですが、今現在のところで構いません。どういった内容か、大きな方向性だけで結構です。まだ具体的なところはこれから詰めていくと思いますので、こういった方向性で今協議をしますというのが分かれば教えてください。
◯副議長(井本裕明君)学校教育課長。
◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。
宇佐市幼児期の教育振興プログラム、今現在策定中でありますが、これは「つなぐ・つながる・学び合う」というところをですね、テーマとしまして、平成二十九年にですね、国のほうが出しました十の姿、幼児期に育てたい力といいますか姿をですね、ベースとしまして、どういう教育・保育が必要なのかというところをですね、できるだけ分かりやすい形で具体例も盛り込みながら、こんな教育・保育をしていきましょうという、指針として活用していただければということで考えております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)川谷光紹君。
◯六番(川谷光紹君)教育委員会がですね、果たす役割はすごく大きいですし、それと併せて子育て支援課が一緒に協力をして、こういったプログラムをつくっていく役割も非常に大きいというふうに思っています。
というのもですね、宇佐市のこれ、特徴とも言うべきことかもしれませんが、例えばなんですけれど、一つの小学校の一年生が、例えば十以上の保育園・幼稚園・こども園から集まってくるような学校もあります。
そうやって、それぞれがばらばら特色のある保育をしていた子供たちが一気に教室に集まって、四月から「同じ教育をしますよ」で、今までやったことのないような教科書、黒板、そして机ってなったときには、これ子供たちが様々な戸惑いや課題というのを感じて、そこからの友達づくりであったり、学校への苦手意識であったりというのができるかもしれません。
なので、やはりここは教育委員会と子育て支援課が中心になってですね、宇佐市でやはり統一的な、市幼児期教育振興プログラムを策定をして、全ての幼稚園・保育園・こども園、そして小学校がこのプログラムに沿った内容で、独自性を持って行えばいいなというふうに思います。
でなければ、幼稚園・保育園・こども園ごとに特色のある保育をしているのはとてもいいことですし、校長先生によって、とても個性というか、学校の運営ががらりと一年で変わってしまうのも学校の現場だなというふうに思いますので、ぜひこういったプログラムというのを皆さんが認識して、このプログラムに沿った保育と教育を行っていただけたらなというふうに思っています。
それでは、二点目に進みます。
小規模小学校では、どういった活用をしているのかというのでお伺いしたわけですが、近隣の小学校がですね、ICTを活用しながらお互いに授業で意見を教える、とても大事なことだなというふうに思います。また、中には沖縄県と沖縄の歴史であったり平和についての学びをですね、したような学校もあるというふうにお伺いしているところです。このICTの活用というのは、非常に重要だなというふうに思います。
先日、子供の授業参観で小学校に行きました。全てのクラス、教室を見てもらったところ、ちょうどたまたまうちの子供のクラスだけがタブレットを使った授業をしていました。それ以外は今までどおりの黒板と、電子黒板を使っているところもあったんですが、特徴的な授業をしていました。
そのICTを活用したというかタブレットを活用した授業を見ていたら、これは将来大変なことになるなって感じました。何が大変になるかというと、これ、先生ごとの得意不得意というか、本来の教える力プラス求められる力があるなというのと、あくまでチョークと黒板で子供たちに伝えられる力を持っているというのが大前提です、やはり。
なんだけれど、そこにICTを活用した授業ができて、さらに深い学びであったり、いろんな気づきができるような授業ができるようにならないと、これ他市と比べたときに、宇佐市がICT活用がなかなかできてなかったとしたら、子供を育てたい市にならないんじゃないのかな。これからどんな教育をしているのかという選択肢の一つに、移住をしたりするためというか……。
子供が働く場所は自分、中津でも高田でもいいと思っているんです、正直。ただ、住むのは宇佐であってほしいなって。なぜ宇佐に住みたいってなったときに、この教育がしっかりしている、保育がしっかりしている、そこがつながっていて切れ目のないのができていて、子育てをしたいから宇佐に住むんだってなってほしいなって願っているんです。そうなったときにはこのICTの活用というのはとっても大事だなというふうに感じました。
その先生は、多分まだまだなところもあるかもしれませんが一生懸命使われていて、タブレットを使ってクラス全員から意見をもらって、その意見を発表する場であったり、また、それぞれの生徒同士で意見を交流する場であったりとかも設けていて、今までの授業プラスで非常に活用されているなというふうに感じました。
ただ、このICT機器の活用は重要なんですが、必ず今設置されている最新のタブレットは、いつか型遅れになって時代遅れのものになるわけです。これを更新していかなければなりません。
今までの経緯からいくと、最初の費用は国が出すけれど、それからの費用は市とかの負担になることが非常に多かったように思うので、教育委員会で、ほかの教育委員会とも連携しながら国への要望はぜひ続けていってほしいところですが。市で十分な予算とはいかないまでも、そのときに必要なときに備えて少しでも積立てておける、積み立てるというか、基金として明確な目的を持って、教育へのICTの活用という明確な目的を持って基金を創設してはどうかというふうに考えています。
その基金の財源としては、教育委員会で出ている小学校費・中学校費・幼稚園費の工事であったりとか、様々な入札残が出ると思います。そういった入札残を少しずつでも、その基金に積立てていっていただければ、自由に宇佐市の教育委員会で、学校の先生たちの現場の声をすぐに生かせるような基金になるのではないかというふうに思いますが、その点に対して、教育委員会はどのようにお考えですか。
◯副議長(井本裕明君)教育次長。
◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田です。六番 川谷議員の再質問にお答えします。
ICTの関係で基金を設立してはどうかという御提案であります。事業担当課や学校としては、大変ありがたい御提案だなというふうに感じております。
教育委員会としましては、今後ICTの更新が必ずやってきます。タブレットの更新や、また、その中に入っているアプリケーションソフトの更新なども今後考えられてきますが、回答書にありましたように、教育委員会としては、計画的にですね、予算確保に努めて、そういう更新に当たっていきたいというふうには考えております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)川谷光紹君。
◯六番(川谷光紹君)ぜひ、なかなかこう、自分もPTA活動をする中で、先生方が予算というか、やはり財政面のことから、したい教育がですね、二の足を踏んでいるって相談を受けたことも何度かあるので、ぜひ自由にですね、ICTに関連して、今までにないものですので、そういった予算がつけられるようにとか、先生方が使い勝手のいいような基金が設立されることを望んで、次に移りたいというふうに思います。
この学校の規模・配置等に関するアンケート調査の結果ですが、以前質問したときにですけれど、統廃合を望まない……、大体市全体で平均をすると、ちょうど半分半分ぐらいの意見でしたと。ただ学校によっては特色が見られて、残してほしいという学校と統廃合してもいいんじゃないかという機運が高いような学校とがある。まずは、そういった学校から地域に入って説明をしていきたいというふうな答弁をいただいたと思ったんですが、そういった取組はされましたか。
◯副議長(井本裕明君)教育総務課長。
◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育総務課長の上田です。六番 川谷議員の再質問にお答えします。
アンケートに基づいて、そういう校区に入ったかという御質問ですが、回答としましては、今時点ではまだそういう校区に入ったりはしておりません。回答でも申し上げましたとおり、まだ検討委員会を継続して開催をしております。
今、回答のほうにも書かせていただきましたが、検討委員会のほうで、基本指針の取りまとめをしたいということで検討しております。その検討指針がまとまりましたら、また教育委員会としての指針を定めて、その先にそういう状況があればですね、地元のほうに入っていきたいというふうに考えております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)川谷光紹君。
◯六番(川谷光紹君)今回最初の答弁の中で「全ての学校に対して画一的な方針を定めることは難しく、一定の方向性を得るには至りませんでした」というのが、これ、すごく大事な文言だなと思っていて、本当にそれぞれの地域であったり学校の要望であったり実情というのをきちんと大切にしながらですね、しなければ市として一つの方向性で全ての、もう人数が何人になったから統廃合しますよという一定の基準をつくるのも一つですけれど、やはりそういった地域ごとの要望を聞きながらですね、統廃合のよかった例として、ぜひ協力していただけませんかというような小学校もそうでしょうし、統廃合しなくてよかったですというような学校をつくるのも例でしょうし、そういった特色のある地域ごとの要望をですね、ぜひ生かして、この学校の適正配置というのを進めていっていただきたいというふうに思うところです。
というのもですね、このアンケート結果が市のホームページ、教育委員会のホームページに載っているんですけれど、これとっても興味深いというか、はっきり数字に出ているんですよね。未就学児期の保護者が、小学校全校の人数についてどう思っていますかという質問に対してはですね、「もっと多いほうがよい」という人が三十八件です。「ちょうどよい」という人が七件で、未記入が三件です。
もう、ほぼほぼ多くの地域の保護者、小学校に入学する前の保護者にとっては、「もっと多いほうがよい」というのが、もうこれ八割以上占めているんですよね。
その一方で、入った子供、小学校五年生・六年生、そして中学校一年生の保護者、特に小学校五年生・六年生の保護者にアンケートを取ったら、小学校全校の人数についてはどうですかって言ったら、「もっと多いほうがよい」というのが三十八件で、「ちょうどよい」というのが百十一件で未記入が〇件です。今度「ちょうどよい」のほうが四倍に増えている。「もっと多いほうがよい」の四倍に増えているんです。
これどういうことかというと、恐らくですけれど、小規模校だから、でも仕方なく行ったと。子供はもっと多いほうの学校にやりたいんだけれど、やはり三世代のことも考えて地域の学校に子供をやった。そしたら、地域の方々が様々な協力をしてくれていて、子供が大きな学校では体験できないような経験や、地域の方との交流が生まれた。
そして、今日朝、少し長峰小学校に用事があって行ったんですけれど、そしたら、もう六年生から一年生までが校庭で朝の時間、一緒になってね、昔の地域でのお寺や神社の境内で遊んでいたような姿という、先輩が後輩を気遣いながら一緒にサッカーをしていた。やっぱり、こういった姿を見たときに、保護者は「この学校にやってよかったな、小規模校にやってよかったな」って思うと思うんです。
でも、実際に小学校に入る前の保護者としては、もっと多いほうがいいって言う人たちのほうが八割なんです。これがあるからこそ、もっと多いほうがいいって思っている保護者の方々が、周辺地域の方々が、宇佐市の中心地域、駅館、豊川、四日市に引っ越してくるんだろうなって思うんです。だから結果として、宇佐市の周辺地域に若い世代の人たち、子育て世代がどんどんどんどんいなくなります。
これ、まちづくり協議会もとってもいいことですし、地域との連携というのはとってもいいことなんですけれど、周辺地域に住んでいる小学生の保護者で、しかも下に子供が幼稚園児・保育園児とかがいたら、これ秋のシーズン、十一月から十二月までの週末ほとんどないです、休みが。
小学校の行事、地域の行事、保育園の行事、地域の草刈り、農地・水の出ごと。ねえ、言ったら皆さんでの美化運動とか、そういうのがあって、なかなかこの二か月間自由になる休みがないというのが、もう周辺地域の実情で。だからこそ自分の時間を大事にしたいような若い世代にとっては、こういった、より市の中心部に移り住んでいくような実情になってしまっているなというのも感じています。
かといって保護者会の皆さん方で、今子供を預けている保護者の皆さんでですね、その方の家庭に行って「小学校に行ったら、こんなよかったよ、こんなよかったよ」というとすごいプレッシャーになると思いますので、なおさら住みにくくはなると思いますし。かといって違う選択したときには、本当、村八分ってあまり言ったらよくないんですね……。本当に皆さんの地域の目がね、気になるようになってしまうんじゃないのかなというふうに思います。
だから、非常にデリケートな問題ではあるんですが、やはり教育委員会がある程度指導を持って、どういった教育・保育をしていきたいのかというのを中心にしながらですね、やはりどこまでいっても学校というのは教育施設ですので。地域のための施設ではあるんだけれども、それは役割の一部です。
やはり教育というのが一番の中心なので、ぜひそこを大事にして、教育で選ばれる宇佐、保育で選ばれる宇佐、子供の育ちを一貫して見ていく、小学校一年生は小学校一年生でかわいいかわいいではなくて、人生、人間六年生として見てもらえるような、きちんと学びがつながっていくような宇佐市であってほしいなというふうに願っています。
それでは、次にベビーファーストとゼロカーボンシティなんですが、もうここは十分最初の説明で理解できましたので、せっかくの機会です。ベビーファーストの取組について教えてください。
◯副議長(井本裕明君)子育て支援課長。
◯子育て支援課長(西田洋子さん)子育て支援課長の西田と申します。川谷議員の再質問にお答えいたします。
本市では、子育て支援サイト「うさここ」にちなみ、ベビーファースト宣言をさせていただきました。「うさここ」の「ここ」は、フランス語でかわいいもの、小さいものの意味で、「うさここ」とは宇佐市のかわいい子供、宇佐市の子供はみんなかわいいという意味を表わしています。
本市では、子育て支援主要事業として四十五事業を実施しております。その中で、市独自のもの、他市に例が少ないもの、本市が県内でも早くから取り組んできた事業が二十一事業含まれています。
これからも様々な事業を通して、「宇佐の子育てを、ここ宇佐の地で、地域みんなで応援していきます」と子育て世代に発信しながら、妊娠期から子育て期までの寄り添った支援に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)川谷光紹君。
◯六番(川谷光紹君)ぜひベビーファースト宣言と保育・教育とがつながってですね、「子供を育てるなら宇佐がいいね」、「結婚するなら宇佐の男がいいね、宇佐の女性がいいね」というような、そういった宇佐になるといいなというふうに願っています。
それでは、最後になりますが、戻って一項目め一点目、まちづくり協議会のように、市の中心部にアーバンデザイン会議が中心となって、ぜひつくっていっていただきたいということですが、今回たくさんの資料をいただきまして、ありがとうございました。
資料をよく読ませていただきました。それぞれのまちづくり協議会が非常に活発に活動されていて、それぞれの地域課題に対して、地域の皆さん方で取り組んでいる姿が、報告書を通してもよく分かりました。
その一方で、アーバンデザイン会議の方々の活動も見させていただきました。同じような方向性を持って、地域の皆さん方の課題取り組んでいるなというふうには感じているところです。
そこで一点お伺いします。まちづくり協議会とアーバンデザイン会議の違いというか、アーバンデザイン会議のそもそもの設立目的についてお伺いいたします。
◯副議長(井本裕明君)まちづくり推進課長。
◯まちづくり推進課長(尾方勇司君)まちづくり推進課長の尾方でございます。
成り立ちというところから説明をさせていただきます。旧宇佐市におきまして、都市計画事業を行うに当たり、都市計画決定に必要な区域内の住民の意見を聴取する場、公聴会等を実施するために、地元に組織していただいた団体であるというふうに伺っております。長洲、四日市、駅川、柳ヶ浦、宇佐というふうに設立をされていきましたが、現在宇佐はございません。
この会則を見ますと、組織の目的というものがはっきりしております。目的は、「二十一世紀にふさわしい心豊かな活力あふれるまちづくりを、地域住民と行政が一体となって推進することを目的とする」という解釈でございます。このような中でですね、それぞれ特徴的なですね、まちづくり活動を展開されているという状況でございます。
以上でございます。
◯副議長(井本裕明君)川谷光紹君。
◯六番(川谷光紹君)ありがとうございます。そうだろうなというふうに思うのと、また最初の一回目の答弁の中で、自分が欲しかった答弁をいただいていたので。まず、アーバンデザイン会議が、やはり都市計画に基づいて行っていくために、地元と行政をつないでいく調整機関というのがアーバンデザイン会議の本来の目的で、その中でそれぞれの地域の特色であったりとか、今のまちづくり協議会が担っているような役割をしていたのが、今中心になっているというふうに思います。
アーバンデザイン会議もすごく特徴的に、長洲アーバンで言えば長洲弁のラジオ体操、ビーチクリーンアップ、石干見サミット。あと柳ヶ浦アーバンではイルミネーションの設置。駅川では、リバーフェスや畑田の大空襲を伝える平和学習。四日市アーバンでは、子ども食堂や民生委員と一緒に独り暮らしのお年寄りにパンを配布したり、あと多文化共生の餅つき大会をしたり。すごく、すばらしい取組ができているなというふうに思うところです。
ぜひここにですね、もう少しまちづくり協議会並みの予算をつけるためにも、していただきたいというのが一つあるんですけれど、その前に、アーバンデザイン会議はアーバンデザイン会議としての役割をしっかりと果たしてほしい。まちづくりのための都市計画のための、まずは組織なんだというのを理解した上で、今、アーバンデザイン会議が担っている役割は、それぞれの校区、中心市街地になってくるところのまちづくり協議会がぜひ担っていってほしい。そういうふうに。
なぜ、この質問を最後にさせていただいたかというと、三月議会。城部長、一緒に勉強、それまでさせてください。教えてください。議員二期目になって、今七年目過ぎるわけなんですが、都市計画がやっぱり一番宇佐にとってというか、それぞれの市町村、自治体にとって、都市計画が一番大事なものなんだなというふうに、だんだんと認識をしてきました。
今の現状の宇佐市が、都市計画に従ってできているのかというと、そうではないというふうに私は思っています。本来、色塗りしているところの色塗りがなかなか進んでなくて、色塗りされていない白い地域がどんどん開発されていって。その結果として、すごく本来の市が持っていた計画と違う町にどんどんなっていっているんじゃないのかというふうに思います。
さらに今の都市計画は、人口十万人をあれですよね、想定したものですよね。で、よかったですか。ちょっとその辺り簡単に明確に聞いていいですか。今の都市計画の想定している人口規模について、お伺いいたします。
◯副議長(井本裕明君)都市計画課長。
◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)都市計画課長の城でございます。再質問にお答えいたします。
想定としては、五万六千人の想定だと思っております。
以上です。
◯副議長(井本裕明君)川谷光紹君。
◯六番(川谷光紹君)今、この宇佐市において四つの都市計画があるわけです。やはり、こうやって力が分散されるのではなくて、ある程度都市計画をしっかり持ってやることで、資源と予算を集中していかなければならないというふうに思っています。
宇佐市の人口ビジョンでは二〇二四年に五万三千人を目指すというものでしたが、今現在の人口速報値、宇佐市のホームページを昨日見ましたが、五万二千四十八人でした。ということは、今の宇佐市の人口ビジョンがもう今段階で目的を下回っています。このままでは、国立社会保障・人口問題研究所が推計していた二〇二五年、五万一千九十人すらも下回る可能性が出てきました。
ただ、市として十分やっていることは理解できるんです。今日「お取り越し」で官民協働のまちづくりをしていただいています。本当、市の職員さん方にはありがたいです。こうやって頑張ってくださっているので、ぜひ、まちづくり協議会が市の中心にも発展して、アーバンデザイン会議がアーバンデザイン会議として都市計画をしっかりと推進していくことで、ぜひ魅力のある宇佐市に発展して、「住むなら宇佐市、子育てするなら宇佐市」になっていただきたいなというふうに思って、願いを込めながら皆さんへの感謝の気持ちを込めて、この一般質問を終わりたいと思います。
ありがとうございました。
◯副議長(井本裕明君)以上で川谷光紹議員の一般質問を終結いたします。
以上で、本日の日程は終了いたしました。
次の本会議は、十四日午前十時から再開し、議案等に対する質疑並びに委員会付託を行います。
それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労さまでございました。
散会 午後二時〇一分
宇佐市議会...